＜６月３０日（水）＞
昨日のW杯の日本対パラグアイ、延長戦とＰＫだけ会社で皆で観たのですが、日本人の同僚がハラハラギャーッ
する中に身を置きながら、いろいろな思いがよぎりました。３０年も故国を離れてる私はもう日本人じゃないのかな・・
惨めな負け方をしたイングランド・チームは暗い顔つきで隠れるように帰国して、すぐに逃げるように皆さんホリデーに逃避したようです。たくさんお金を稼いでるくせにあのザマはなんだ、けしからん！という批判にはそりゃ耐えられないでしょう。
イギリスの期待を一身に背負うテニスのアンディ・マレー選手ですが、今日私が会社を出る時はすでに１セット目をタイブレークで落とし、２セットもタイブレーク中。「フェデラーでもナダルでもない無名選手に負けたら悲しいな、更に国中落ち込んでしまうじゃないか」、と心配で心配で。幸い、その後立ち直ったようで、転げるように帰宅したら「良いタイミングだね、勝利は目の前だよ」、とトーチャンが嬉しそうでした。よかったよかった。金曜日の対ナダル準決勝は、ハラハラするのは嫌だから（負けそうだし）、テレビ観戦できなくてちょうどいいかも。
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さて、今日は、２８日（月）の試合を観にウィンブルドンまで行ったムスメの代理レポートです。
写真はクリックで拡大します。
２２歳のムスメは特にスポーツに興味があるわけではなく、テニスのスコア方法すらよく知らない有様だったのですが、テニスが大好きなＢＦ君に付き合って、センターコートの入場券を手に入れるべく、なんと２晩も順番待ちでキャンプしたんです。ＢＦ君は何度も経験済みとのこと。
土曜日の１０時半に着いて番号札をもらったら３３４番目だったそうで、近くのウィンブルドン・パークで先着順にテントを張り、長時間離れることは許されない中で、素晴らしいお天気の中、仲間１４人でワイワイと楽しく待てたようです。ったく、待つこと自体を楽しめなければとてもやってられないですよね。今日の新聞に３夜キャンプして一番乗りした人たちの記事が載ってました。
センターコートの当日券は５００枚だそうですが、幸いムスメのグループは大人数にも拘わらず良い席が取れたようです。お値段は、日によって違い、最初の週の４１ポンドが段々高くなり、男子決勝戦は１０４ポンドだそうです。もちろん事前に手に入れることもできるのですが、抽選みたいで、なかなか当たらないんだそうですよ。
２泊過ごしたキャンプの後、やっと着きました、憧れのセンターコート
真ん中がムスメですが、ずらっと並んだ緑のＴシャツ軍団はテレビにも写ったとトーチャンが言ってました
ロジャー・フェデラー、この日もそんなに絶好調ではなかったらしいですが、準々決勝で今日負けちゃいましたね
白くて清楚なマリア・シャラポワは、ショッキングなピンク・ショーツのセリーナ・ウィリアムに勝てませんでした。
イギリスで始まったことでも他所の国にお株を取られることをウィンブルドン現象などと言われ口惜しい思いをしてる私たちのためにイギリスの救世主となるか、Andy Murray。
スコットランド人ですが、「僕はイングリッシュじゃなくて、スコティッシュだ」、なんて言わないところはさすが。みんな一緒にブリティッシュなんだから、頑張ってね～～っ！！
私はウィンブルドンには身重の時に（ってことは２３年前だ）、仕事関係の招待で一度だけ行ったことがあり、暑い日だしお腹が大きくてしんどかったので、折角センターコートに良い席があるのに、ちょっとだけ観戦したあとは冷房の効いたテントでテレビ観ながらご馳走とシャンペンを頂いてた記憶があります。
そういう招待は今では千ポンドくらいするらしいですが、簡単に手に入る切符より自分で得た方が価値ありますよね。私もリタイヤして時間に余裕ができたら２、３泊キャンプでもしますかね。
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