<9月12日(日)>
週末だけ帰ってきたムスメが又出稼ぎのベルファストに行ってしまい、涙のトーチャンとカーチャンです次に会えるのはおそらく11月。仕事もプライベートも問題は無いようですが、初めての一人暮らしはなにかと大変でしょうから、体を壊さないことだけを祈ることしかできません。私はなんだかんだ忙しいので気が紛れますが、ヒマなトーチャンは淋しいでしょうねえ。
イタリア旅行記は、ちょっと予想外だったビーチ編です。
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イタリアの灼熱の太陽を浴びながら海水浴をするというつもりだったんですが、私たちが着くちょっと前にぐんと涼しくなってしまい、フランカヴィラ・アル・マーレのビーチは閑散として、夏は終わったという雰囲気が漂ってました。
残念な気もしますが、混んでるとデッキチェアの争奪戦をしなくちゃならないし、ガキンチョが騒ぐのも落ち着かないでしょうから、ゆったりできてよかったです。それに、ギラギラ太陽で日焼けするのはこの年になると避けたいことナンバーワンですから、日差しもそう強烈でなくて中年のお肌にはちょうど良くてラッキー。
9月1日から5日の旅行で丸三日現地で楽しめたのですが、丘の上にあるホテルからシャトルバスで、短い時間であっても毎日ホテルのプライベート・ビーチに行きました。3回とも違う状況で遊べたのも面白かったです。
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9月2日(木)
まずどんなビーチか見たかったので、10時半の最初のシャトルバスで早速行ってみたところ、なんと海辺はビュービュー凄い風 高台にあるホテルは全然風なんてなかったのに。
海では 誰も泳いでない・・・
気温も低いし、この風だ、海から出た時に凄く寒そうだもんなあ。
それなら、海に入るにしても、出たらすぐにホテルに帰れるように、3時の帰りのシャトルバスの時間に合わせて、それまで浜辺でのんびり過ごしましょう。本を読んだりラジオを聴いたりして。
でも、携帯電話で試したイタリアのラジオは一局しか入らなくて、カンツォーネを期待してたのに、お喋りだけはイタリア語で音楽は英語のポップソングがほとんど。それじゃつまんないから、ラジオは止めて、塩野七生さんのローマ人の物語でも読みましょう。2千年前にはここで古代ローマ人が日向ぼっこしてたに違いないと思うと、感慨深いだろうと思って、これにしたのだ。
ジュリアス・シーザーにしばらく思いを馳せた後は、砂浜に一軒だけあるレストランでランチ。スパゲッティ・ボンゴレはちゃんとアルデンテで美味しかったです
ランチ後はまたデッキチェアに横たわりましょう。
でも、風はますます強くなり、押さえていないと物が吹っ飛ばされてしまう中、水着のままでは寒いから、大きなタオルで身を包んで首にはスカーフを巻いてブルブル・・・、想像してたビーチでの過ごし方とは全然違うなあ
ではそろそろ海に入ってみましょう、と足だけ浸かると、うーん、やっぱり冷たい。
Primroseさんと、どうしよう、入ろうか?、止めようか?、と迷いまくりながら、それでも段々深いところに進み、最後はもう、「ええーい、折角ここまで来たんだ、泳がずに帰れるかってんだ」、という悲惨な覚悟で全身をドブン。
そしたら、なーんだ、そんなに冷たくないわ。これなら、強風の寒さより水の中にいた方があったかいから、砂浜で震えてないでもっと早く入ればよかった。
実は私たちは、泳ぐと云うよりも、海にのんびり浮かんでいようと、ロンドンからビート板を持参したんです。
なので、この風は願ってもない恵みで、寄せる大波に逆らいながら沖合いに足だけで進んでは又浅瀬に戻り、青い空を見ながら波乗りを楽しみました
このビート板波乗りはPrimroseさんのアイデアですが、波間に浮かぶ間の日焼け防止対策もちゃんとあり、野球帽とサングラスをしたままでプカプカするんです。これだと景色を見ながら長い間水の中にいられて爽快だし、溺れる心配もなし。他にそんなことしてる人はいないので、私たちは異様だったに違いないですが、東洋人ってことだけでどうせ目立つんだから、いいの。
というわけで、思い切って海に入って良かった~。また明日も来ようね~
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9月3日(金)
さあ、今日も始発シャトルバスでビーチに行こう!、と思っってたら、なんだかどんより雲り空・・・。
でも、キティちゃんで気分を盛り上げて、一応行ってみましょう。
風はないけど、昨日より気温低そうで、26、7度ってとこかしら? ほとんどのビーチパラソルは閉じられたままで、夏のビーチの風情は無し。
太陽で温めれてなくて水は冷たいから、入ろうかどうしようか、水際で足だけピチャピチャしながら又二人で迷っい、「明日はペスカーラ観光でビーチには来られないだろうから、今日が波乗りの最後のチャンスかも。ええーい、行っちゃえ~」、と思い切って入ってみたら、再び水温はそう低くなかったので一安心。
風はないのに、昨日より波が高くて、波乗りはさらにエクサイティングでした。ガードのおにいちゃんに、「おーい、そんなに遠くに行くんじゃないぞ」、とPrimroseさんが注意されたけど、大丈夫よ、ビート板に掴まってんだから、とわかってくれたのか、その後さらに遠くに行っても何も言われませんでした。
一時間くらいキャーキャー言いながら又波乗りを楽しみました。これ、お勧めです。
12時半のシャトルバスでホテルに帰り、ホテルの半野外レストランでランチ。今日のパスタは、スパゲッティ・ボンゴレ。昨日と同じだけど、美味しいから連チャンでも全然オッケー。段々ホテルのスタッフとも顔見知りになって居心地も良いし、時々可愛いU21サッカー少年も垣間見られるからホテルも楽しいわ。
午後は屋外プールで泳いだりジャクチで温泉気分を味わったりしてのんびり。北国イギリスでは見られない
面白い形の雲も写真撮らなくちゃね。
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9月4日(土)
今日は隣町のペスカーラPescaraに行ってみましょう
その時のことは観光編で書きますが、ここではビーチの写真だけですが、
大きな街だけあって、そして今日は好天の土曜日だから、私たちのビーチよりもうんと人がいる。アフリカ人の物売りも多そうだ。
海岸沿いに建ってる家もゴージャス。
それにしても、今日は良いお天気で、気温も30度は越してるに違いない
こんな日はやっぱり又ビーチに行きたいわあ、ということでペスカーラは早目に切り上げてホテルに帰り、水着に着替えてタクシーで我らがビーチへ。同じビーチパラソルとデッキチェアを使うから、行く度に親しみも増すし、今日はやっと風もなく雲もないピッカピカの晴天、青い海にヨットの白い帆。こうでなくっちゃ
3日目にして理想的なお天気に恵まれて、もちろん又ビート板で波乗りを堪能。
それだけじゃなくて、少しクロールや背泳もしてみようっと。海で泳ぐなんて、30年ぶりだし、もしかしたらこれが最後かもしれないんだから。
Primroseさんが撮って下さった私のラッコみたいな背泳写真もアドリア海の良い記念になります。
イタリア旅行記、あと残る は観光編とレストラン編 ですが、週末になると又次の小旅行なので、その前に片付けられるよう頑張ります。