<9月28日(火)>
決算の追い込みで気忙しいのに今週はオペラやコンサートに3回も行く予定で、自分の首を絞めてます。来週は実はもっと忙しいのに絶対3回行くつもり。まあ、忙しいうちが花だと思って、鞭打って頑張りましょう。
のろのろウィーン旅行記は、もう一つのオペラハウス編。
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今回の目的はアン・デア・ウィーン劇場でしたが、そりゃもう折角ですからウィーン国立歌劇場にも行かねば!
劇場の概要は、日本語ウィキ(→こちら )で読んで頂くとして、
まずは、この、昼も夜も、堂々と美しい外観をご覧下さいませ
私が一人で道に迷いながら中心街をうろついてた時に偶然発見したアルベルティーナという美術館のテラスからの眺めですが、壮麗な建物が立ち並ぶウィーンの中でも存在感では一番ではないでしょうか。
↓ 以下の写真はクリックで拡大します
隣は、ザッハートルテで有名なザッハーホテル。
背伸びせずにザッハーホテルに泊まってオペラハウスの特等席で有名歌手の出るオペラを観る、なんて身分には一生なれる筈がないので、夢のまた夢ですが、着物で中に入るというささやかな夢は実現しました。
パリのオペラ座(ガルニエ)に似た雰囲気ですが、あまりのキンキラゴテゴテで何度も行くと息苦しくてゲップが出そうなガルニエと比べると、ここは少し渋い印象で、程よくすっきりとした内装のバーもあって落ち着けます。
25年前に見学ツアーに参加したことがあり、オペラハウスに足を踏み入れたなんて初めてだったので凄く印象に残っているのですが、その思い入れを抜きにしても、ここは本当に麗しい空間だと思います。
観客のお洒落度もなかなかのもので、更に雰囲気を盛り上げてました。
但し、大階段やロビー、バーは素敵でも、客席自体はガルニエやスカラ座に負けるかも。巨大シャンデリアは迫力だけど、特に個性があるわけではないので。
右の写真は最上階の私たちの席からの眺めで、切符は前日に32ユーロで買いました。ROH同様、バレエの方がオペラよりうんと安いかどうかは知りませんが、一番下の階の後ろの立見席が狙い目かも。
緞帳は毎月変えるそうで、その努力は買いますが、今回のデザイン、なんじゃこれ・・・
今回はここでバレエを観ました。前日だったらヴェルディの運命の力をやってて、ウエストブルックやフルラネットが出てたのに、残念。
チャイコフスキーのオネーギンでしたが、オペラのオネーギンとは、同じチャイコフスキーでも音楽が全く違うんですね。
その日はオペラハウスの外の大スクリーンで生中継してました。であれば有名ダンサーが出てたのかもしれません。ここでバレエもやることすら知りませんでしたが、レベルはROHと同じくらいかしら。でも主役の男性ダンサーたちが皆さん長身ハンサムだったのはめっけもの。というより、その点ではROHの水準が低過ぎるってことでしょうか・・・
というわけで、折角のウィーン国立歌劇場なのにオペラが観られなくて口惜しいですが、ま、今回は劇場の下見ということで・・・。