口紅<10月5日(火)>

昨日の地下鉄ストライキ、予想通り足並みが揃わず、結構運行されたので、出勤の往復もオペラハウス行きも大した苦労もせずできました。

3週間近くも過ぎてるウィーン旅行ですが、まだまだのんびり続きますカメ

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9月17日のアン・デア・ウィーン劇場でのセメレ(→こちら )終了後、もちろん出待ちをしました。どんなに長く待っても、私たちはすぐ隣のベートーベン・ホテルなので安心だし、折角着物も着てることだから。


オペラハウスの真裏にあるぱっとしないステージドアの前はちょっとした広場になっていて、静かな落ち着きもあり、かなりの人数が押し掛けても大丈夫な広さもあり良い空間です。


今日は、チェチリア・バルトリという大スター御出演なのだからごった返しているのかと思いきや、意外なことに20人くらいしかいなかったですが、だからこそゆったりアットホームな気分になれて雰囲気の良い出待ち風景でした。歌手の皆さんもすぐには去らず、常連らしい人たちとお喋りしてしばらくそこにいました。


バルトリ用にロープが張ってあったのですが、他の人を待つ場合はテキトーに立って待ち構えるという作法のようなので、レイネさんのお目当てのマレーナ様を待ち伏せしましょう。


オペラ三昧イン・ロンドン

まず、出て来たのは、ジュピター役のチャールズ・ワークマン


ちょっと年食ってて、舞台でもここでも振る舞いが謙虚なのでスターらしさはないですが、テノールには珍しく長身だし容姿も整って、よく見るとなかなか素敵なおじさんです。


「なんだ、僕の写真だけ大きなサイズにしてもらえないんだね」


「あら、でもクリックすると、誰よりもでっかく拡大するのよ」


あっ! マレーナ様が出てきたから、ワークマンさん、さよなら!



オペラ三昧イン・ロンドン


ノーブルな雰囲気を持つマレーナ・エルンマンには意外なカジュアルなジーンズ姿でしたが、長身の美女は何を着ても素敵だわ。この毛糸のロングジャケットなんて、私が着たらお引きずりさんよ。

宝塚の男役に憧れたことはないですが、一緒に写真を撮る時、逞しいマレーナ様にしっかり肩を抱かれた時はドキドキしちゃいました恋の矢


オペラ三昧イン・ロンドン

私たちの着物姿をとても喜んでくれて、ビューティフル!を連発。その夜のTwitterに「今日は日本のファンも来てくれて嬉しかった」と書いてくれたんですよチョキ



     オペラ三昧イン・ロンドン


マレーナ様目当てでオランダからいらしたレイネさんこちら 、ファン代表として、彼女の今後の予定などについてしばらく話し込んでました。


「素敵ね~、ビューティフル」、とまた何度も言ってくれたそうですから、これで、着物姿の熱心なファンとして、しっかりマレーナ様に覚えてもらえたに違いなくて、天にも昇るほど嬉しそうなレイネさんでした。

そう、キモノの威力は活用しましょう。


オペラ三昧イン・ロンドン  


そうこうしてるうちに、早過ぎず遅過ぎずという絶妙のタイミングでチェチリア・バルトリがディヴァ然としておもむろに登場クラッカー化粧直しもしたようです。いくら夜遅くてもスッピンじゃあナンでしょうから、出待ちされるほうも大変だ。


彼女の舞台は何度も観てるし、さるコンサート・ホールのトイレでばったり会ったこともあるバルトリですが、一緒に写真を撮るのは初めてで、ウィーンのオペラ鑑賞の良い記念になりました。


オペラ三昧イン・ロンドン      オペラ三昧イン・ロンドン


ナイフとフォークワイン

夕食が早かったのでお腹すいたね~、ワインも飲みたいし夜食でも食べに行きましょう、と遅くまでやってるカフェかレストランを探したら、すぐ近くになかなか雰囲気の良いお店がまだやってたので、私はウィーン名物のカツレツを食べました。

観たばかりのオペラ等、ロンドンからいらしたdognorahさん(→こちら )と3人で語り合い、素晴らしかったウィーンの一日目の夜は更けていきました。


(残るは観光編のみで、写真は準備したので、あと一歩。だけど、明日はコンサート、明後日はオペラだから、すみませんがもう少々お待ちを)

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