<3月5日(土)>

お琴のコンサートにトーチャンと行ったのですが、最寄地下鉄が不通なのでバスに頼ったところ、なんと30分近く来なくてさ。寒かったわ~。それでもコンサート自体が素晴らしかったのであればまだしも、八木美知依 さんという若い筝演奏家、テクニックは凄いけど、所詮私が聴きたいものと彼女が弾きたいものは全く違うので、最初からボタンの掛け違い。あんな前衛的なのを延々とやらなくてもいいのに。

----------------------------------------------


朝が早い会社員の私は(椿姫って名前だけはお姫様なんだけど・・)、ロンドンではなかなか出待ちはできませんが、旅先で、しかもホテルがオペラハウスの隣であれば、どんなに遅くなっても大丈夫なわけですから、出待ちには積極的です。


で、2月17日のリセウ歌劇場のアンナ・ボレーナ終了後、仲間4人とお喋りしながら長~い間待ちました。ドアの中の快適なスペース(おそらく暖冷房完備)で待たせてもらえたのは助かりました。


去年9月のアン・デア・ウィーン劇場の楽屋口は(→こちら )、大スターであるチェチリア・バルトリ用にロープが貼ってあったので、一人づつ順番にサインしてもらったり一緒に写真撮ったりできる公平なシステムだったのですが、リセウでは、バルトリに負けないくらいのグルベローヴァ御大の出演なのに、そんな配慮はなく、たくさんのファンが無秩序にたむろするだけ。圧倒的に男性が多かったのは、美人のエリーナ・ガランチャが目当て? 


そのガランチャがまず登場。私はサインは貰わず写真撮りに専念したんですが、サインするのに忙しくて全く上を向いてくれませんしょぼん


でも、近くで凝視してもやっぱり凄い美人おとめ座宝石赤 街角ですれ違っても、「わっ、キリっと凛々しくて素敵ラブラブ!」、と振り返ってしまうでしょう。 


ガランチャは下半身が意外に太くて全身的美貌ではないですが、このオペラでは女性役だったので、舞台でも欠点は暴露されず、ひたすら美人路線。


同じような表情だけど、どれも綺麗なので、数枚貼っておきます。

オペラ三昧イン・ロンドン    オペラ三昧イン・ロンドン

オペラ三昧イン・ロンドン    オペラ三昧イン・ロンドン


オペラ三昧イン・ロンドン

人が群がらない脇役だと、ツーショットも可能。 このままの髪型でズボン役を演じSonia Prinaは、バービカンでも聴いたことがあるのですが、とても上手なアルトさんです。


深夜にホテルに帰るだけだろうに、皆さんちゃんと化粧直して、芸能人って大変ですね。


Simon Orfilaは堂々としたヘンリー8世役のバリトン。


二枚目役だけど小柄で容貌はぱっとしないものの歌はとても上手だったホセ・ブロスはきちんとスーツ着て、まるでサラリーマンの出勤姿だ。   


オペラ三昧イン・ロンドン    オペラ三昧イン・ロンドン



開演も8時と遅かったので、終わったら11時半頃でしたが、それから延々と待って、やっと真打ち、エディータ・グルベローヴァ嬢がお出ましになったのが1時くらいだったかしら。


髪は舞台そのままだけど、もちろん化粧直しもして、黒いパンタロン・スーツに真珠のネックレスという外出スタイルでにこやかな笑顔で登場した彼女に歓声が上がりますクラッカー 60代の彼女は若さと美貌ではガランチャに敵いませんが、格と貫禄はさすがコロラチューラの女王様。


舞台でやんやの喝采を嫌というほど浴びた彼女は(なんせ、登場しただけで、オペラの途中なのに拍手が起こるんだから凄い)ご機嫌で、もみくちゃにされながら、丁寧にサインする姿を長い間眺めていましたが、生グル様をこんなに近くで観られてなんだか不思議な気持ちにひひ



オペラ三昧イン・ロンドン    オペラ三昧イン・ロンドン


オペラ三昧イン・ロンドン
そして、そもそもリセウ歌劇場に来たのは彼女が目的ですから、楽しいバルセロナ旅行のきっかけになってくれて感謝です。



     オペラ三昧イン・ロンドン



尚、この2日後にパルシファルも観たんですが、出待ちはしませんでした。


これまたバルセロナ行きの目的だったハンサムなテノールのクラウス君に会いに行こうかどうか皆で迷ったんですが、なんせ5時から始まった長いワーグナーが終わっって空腹だったので、花より団子、美貌テノールより食い気が勝ってしまいました


私は数日後にロンドンのコンサートでかぶりつき席で見られる予定だったので、まあいいや、それで、ってことだったのですが、やっぱり後でちょっと後悔。

きっと、待ってる人はうんと少ないだろうからクラウス君が私の肩でも抱いてくれて(キャッ!)ツーショットできたかもしれないし、当然「来週ロンドンで待ってるよ」と伝えるので、カドガン・ホールの最前列真ん中の和服姿の私に「あ、リセウと同じ着物の人が本当に来てくれたんだ、嬉しいなあ」、と気付いてくれたかもしれないのに・・・。と妄想しても後のまつりしょぼん



なかなか肝心のオペラ記事が書けませんが、なんとか来週中にはできるよう頑張ります。バルセロナ関連は観光編もまだあるし、焦る・・・ガーン


                 人気ブログランキング  お団子