<4月16日日(土)>

今週は夕食を4回もレストランやパブでしっかり食べたので、体重オーバー気味。なんとかしなくちゃとジムにも頑張って行ってるけど、私にとっては最も効果的な「お煎餅絶ち」をしなくてはいけないかも(涙)。トーチャンがしょっしゅう焼くクッキーは食べないわけにいかないもんね。私は辛党なんだけど・・。

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オペラ三昧イン・ロンドン

                                   カメラこれはROHのオフィシャルブ写真


4月14日、ロイヤルオペラハウスの地下小劇場Linbury Studioで、3人の指揮者のトークという珍しいイベントがあったので行ってみました。切符は一律16ポンド。


イギリスのベスト3オペラハウスの音楽監督さんたちで、ROHのAntonio Pappano(51、2歳)English National OperaのEdward Gardner(36歳)グランドボーン・フェスティバルのVladimir Jurowski (39歳)という豪華な顔ぶれ。この若さですごく高いポストに就いてイギリスのオペラ界をしょって立ってる3人が一堂に会するなんて貴重な機会です。


オペラ三昧イン・ロンドン

カメラ私が撮った写真。トークが終わったら写真撮ってもいいって言われてたのに、さっさと立っちゃうなんて・・


うんとまじかに見たいから最前列にしたのに、オケピットはカバーせずそのままだったので遠くてがっかりだったけど、3人とも話し上手だし、少しづつ事情が異なる3つのオペラハウスのちがいも少しわかり、充実した内容で1時間半とても楽しめました。


テープ音楽の水増しも最低限で、思い入れのあるオペラのほんの一部を一曲づつのみ(ユーロスキーはオテロ、ガードナーはフィデリオ、パッパーノはパリアッチ。選択理由についてはROHブログ→こちら で本人が語ってます。


指揮したくないオペラは? という興味深い質問もあり、


ユロウスキー 「カルメン。(言い訳気味に)完璧な作品だし、たくさんの名指揮者がすでに振ってるから。」(一方でトラヴィアータはやりたいって・・・)

ガードナー 「サロメ。エレクトラは大好きだけど、なぜかサロメは嫌なんだ」

パッパーノ 「セヴィリアの理髪師をずっと敬遠してたんだけど、ちょっと前にROHでやって楽しかったからから呪縛から開放された」、ですって。


パッパーノが「指揮するのを心の底から楽しめるようになったのはこの2年前から」、と言ったのは意外だったけど、音楽監督と云っても音楽以外の色んなことに巻き込まれるし、お金の心配もしなくちゃならないみたいで、とても大変な仕事なんでしょうね。


ユロウスキーが喋るのを聴くのは初めてで、クールな容貌から想像したのとは違うくぐもった声でしたが、ロシア人なのに訛りのない上手な英語で、ネイティブな他の二人に全く引けを取らないし、一番背も高くて独特の存在感ありました。


いかにも芸術家という近寄りがたい雰囲気漂うユロウスキーに比べると、他の二人はごく普通の気さくな人という感じなんですが、


一番若くて私の好みのタイプでもあるENOガーデナー氏、今年のプロムスの有名なお祭り騒ぎでお喋りも重要な要素であるLast Nightの指揮者に抜擢されたので、一気に知名度が高まり、なかなかイケメンなので人気も出るでしょう。仲良しのトビー・スペンスも来てました。早く、他のもっと格上のオペラハウスから声が掛かるといいね。それとも、貴方がいる間に、ENOの英語翻訳主義を撤回して下さい。そしたらENOに通うから。


オペラ三昧イン・ロンドン
ラブラブ実は私は前からツバをつけてて、ツーショットの写真も2度モノにしてるのさ。一気に白髪が増えたは心配だけど。



         オペラ三昧イン・ロンドン    

左は一昨年2月のWigmore Hall(トビー君のリサイタル)→こちら 、右は去年8月ROHのボリショイのオネーギン→こちら 。実物はもっと素敵なんだけど、なぜか写真写り悪いな。


私にとっては一番大事なパッパーノ大将のトークはあちこちで嫌というほど聴いてるので新鮮味はないけど、ROHに抜擢された時はまだ30代だった彼も50代になり、ますます頑張ってくれなきゃ困ります。この頃ROHの歌手の顔ぶれが貧しいのをまずなんどかして~!


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