<5月20日(金)>
2週間休んだツケをしっかり払った2日間も終わり、先週末のユーロヴィジョン・ソング・コンテストもiPlayでざっと観て、さあこれから一気にナポリ旅行のことをアップしましょう。まずはホテルから。
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写真はクリックで拡大します
5月12日、12時過ぎのガトウィック発のBA便でナポリに午後到着し、バスで旧市街へ(30分で3ユーロ)。ホテルは空港バス乗降場からもすぐ近くなので便利。
今回のホテル選びの条件は「オペラハウスからハイヒールで歩いて行けること」。だって、オペラが終わるのは12時半なんですもの(後で開始時間が早まって11時に変更されたけど)。
白い建物はガレリア・ウンベルト1世Galleria Umberto Iという元祖ショッピング・アーケードで、右のグレーの建物はサンカルロ歌劇場
この壮麗なガラス屋根の建物は、1974年の学生旅行でバスの窓から初めて見た時にとても印象に残ってて、ナポリは危ない街と言われてたけど、ここはすぐ近くが王宮とオペラハウスという優雅な界隈で、いつかゆっくり訪れたいと思ってたんです。
その後、1990年代に2回またバスから垣間見たんですが、今回やっと念願叶って足を踏み入れることができました
ミラノのスカラ座近くにもそっくりのガレリアがあり、そこもミラノで私が一番好きな場所のひとつですが、100年ちょっと前に建設されたナポリのこのドーム型ガレリアもミラノに負けないスケールと美しさで、思い描いた通りの素敵な空間
今のナポリはもしかしたらここにゴミの山があるのかしら、と心配したのですが、そんなことはなく、ひたすら優雅で、何度来ても大きく息を吸いながらガラスのドームを感激しながら見上げてしまいます。大理石の床も素晴らしいし、昼と夜ではまた別の雰囲気があり、十字路を何度も行ったり来たり
そして、
なんと嬉しいことに、このガレリアの中にホテルがあることがわかり、しかもロケーション抜群の割にはリーズナブルなお値段だったので、即ここに決定 多少ぼろくても、ロケーションとガレリア内ということで我慢する覚悟。
サンカルロ歌劇場からどれだけ近いかというのは下の写真でわかって頂けるでしょうか。左のアーチの外側にあるのがオペラハウスで、右のガレリア内のアーチ門がホテルの入り口です。
ホテルの名前がどこにも出てないので、見つけるのに苦労しましたが、おそろしく古めかしい(ヨーロッパにはよくあるんですが)エレベーターで(日本風に言うと最上階である5階へ辿り着くと、雰囲気のあるこじんまりしたロビーに着きました。
Art Resort Galleria Umbertoという4ツ星ホテルで(→こちら
)、サイトには16室とありますが、フロアプランでは10部屋だけで、とてもこじんまりして可愛らしいし、朝食付で一部屋一晩114ユーロは悪くないんじゃないかと。
ロビーのムードは昼と夜とでは全く違うので、写真は両方載せちゃいます。
名前通りにアートしてるホテルで、私たちはピカソ部屋。室内の壁に掛かってる絵は全てオリジナルなんですが、下手くそなのばかりだったのはご愛嬌ということで・・・
ベッドの上にいた二羽のタオル白鳥は、ハネムーン・カップルだったら感激するでしょうねえ。私たちは「わーい、飴とチョコレートが散りばめてあるから食べよ~」、でしたが。
白鳥は頭は大タオル、翼は中タオルの4枚でできてて、作り方はわかったので、今度自分でも試してみよっと。
ホテルでジャクチ付きのバスタブも初めて。音がうるさいので6泊中一回しか使わなかったけど。
半分はガレリアを見下ろす部屋ですが、私たちは反対側に面しててちょっと残念と思ったけど、こっちだとテラス付きなのはグー。特に私たちの部屋からの眺めはベストで、遠くの高台も望めます。
ガレリア内の美味しいケーキ屋さんで毎日あれこれ買ってきて、テラスで食べるのは気分良かったです。お茶を入れる設備はなかったので、アルコール分30%以上のレモンチェロを飲みながらでしたが。
窓からガレリアを見下ろす朝食ルームは6席だけですが、食べ物の種類は結構あり、朝から甘いものも食べられるのが甘党のトーチャンには嬉しかったようです。
一日中歩くんですから、朝はしっかり腹ごしらえしなくては。下の写真の量は勿論ほんの一部です。大丈夫、いくら食べても太りません。実際、普段よりはよく食べた割には行く前より体重はちょっと減ってました。
下の階は住居ではなくオフィスのようですが、広いらせん階段も踊り場の装飾もとても美しくてホコリも溜まっておらず、特にこのカーテンの形をした量感のある珍しい装飾が素晴らしかったです。
ロビーにはパソコンも備えてあって情報収集もできるし、なによりも空港バスもカプリ島とかへの船乗り場もすぐ近くというロケーションは最高
唯一、壁が薄いのか隣の部屋のガキンチョの叫び声やテレビの音が気になりましたが、それ以外は文句なく、なんと云っても長年の憧れのガレリアの中で過ごせたことがなによりも嬉しくて
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