<5月22日(日)>

週末は家から一歩も出ずにテレビを観たりブログ書いたり。

1700枚のナポリ旅行の写真からどれをブログに載せようかと迷うだけでも(楽しいけど)一苦労。私にとってはこの旅行のハイライトとなったカプリ島は、写真も多いし思い入れもあって長くなりそうなので2回に分けてアップすることにしました。

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                                        カメラクリックで写真は拡大         


船予報だとお天気は段々崩れてくるらしいので(結局はほぼずっと晴天でしたが)、晴れてるうちにカプリ島だ、ということで、5月13日は水中翼船で行ってきました。片道1時間足らずで€17。


ナポリの南30キロにあるIsola de Capriは外周17キロ、古代から人気の風光明媚な別荘地で、私はこれが3度目なんですが、いつも短時間しか滞在できず、一回目は海水浴、2回目は島の回りを巡るクルーズと青の洞窟に行っただけ。

今回もナポリからの日帰りですが、朝10時半から夜8時近くまでいられたので、初めて結構あちこち観ることができてその良さを再確認。今回訪れた場所のうちでも、最初だったので印象が新鮮だったということもあるでしょうが、カプリ島が一番良かったですキスマーク


オペラ三昧イン・ロンドン     オペラ三昧イン・ロンドン    


オペラ三昧イン・ロンドン
9時半出航。ホテルから歩いてすぐの港Mollo Beverelloには毎日違う豪華客船が停泊してて旅情を掻き立てられたんですが(トーチャンはクルーズが嫌いなので、実現の見込みは薄いけど)、この日はオペラ好きの私には嬉しいAIDA bellaという名前の船がいて目、古代エジプト女性のウッフンという表情が可愛いですねキスマーク


ナポリを発つ際に後ろを振り返ると、オレンジ色の華麗な王宮とグレーの要塞ヌオーヴォ城が見えます。


甲板デッキは満席。走り出すと風がビュービュー強くて結構寒いんですが、ワクワク観光客はここで頑張ります。

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マリーナ・グランデ港からすぐに登山電車にちょっとだけ乗ってカプリ地区に着くと眼下に広がる可愛い白い家々。洒落たレストランやお店がたくさんある所は後で覗いてみるとして、

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まずは一目散に断崖絶壁のてっぺんにあるVilla Jobisの遺跡を目指します。


古代ローマ帝国2代目皇帝ティベリウス(在位14-37AD)(→日本語ウィキ )がローマに嫌気がさして統治後半に隠遁した広大なヴィラは今回カプリで絶対に行ってみたかった所。中心からは遠くて不便なので、日本のガイドブックには載ってないでしょうね。 


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車は通れない狭い道なので歩くしかないのですが、民家がまばらになり最後はかなり急な坂道で、ほら、丘の上に雲の中に石の建物が見え隠れしてるでしょ。ティベリウス帝は、カプリ島に全部で12もヴィラを持ってたそうですが、おそらく一番辺鄙な場所にあるこのヴィラ(だから今でも残ってるんでしょう)に行く時は自分で坂道をフーフー言いながら上ったんでしょうか?


見物しながらなので、一時間近く掛かってやっと到着。意外にも結構訪問者がいましたが、なんせ広いので混んではいず、ローマ皇帝の中でも私がもっとも尊敬する一人であるディベリウス帝が遥か離れた強大なローマ帝国を立派に統治した場所かと思うだけで感激ラブラブ

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上の右の写真はキリスト教会で、横にでかいマリア母子像も立ってましたが、古代ローマの遺跡を壊しまくった憎いキリスト教徒め、ここの雰囲気もぶち壊しやがってむかっ


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断崖絶壁から見える海の青さと神々しく流れる雲、風の音に古代のロマンを感じ、孤独だったティベリウス帝がこの崖をどんな思いで見下ろしたんだろうと想像すると涙ちょちょ切れそうな私でしたが、動画で少しは雰囲気を感じて頂けるでしょうか?






オペラ三昧イン・ロンドン
Villa Jobisへの昇りは家の一軒一軒や景色を愛でながらだったので1時間くらいう掛かりましたが、下りは転げるように歩いたら30分でカプリに帰れました。


お次は小回りの効く小さなバスで高台にあるアナカプリ地区へ。


まずはチェア・リフトに乗って更に上まで行ってみましょう。

頂上まで片道€10。


ガーン高所恐怖症の私には長い恐怖の片道13分でしたが(昇りはまだしも、下りはほとんど目をつむってました、実は)、必死の覚悟で体をねじって後ろのリフトに座るトーチャンの写真も一枚だけ撮れました。
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でも、こんなに素晴らしい景色が待ってるんですもの、怖くても来た甲斐がありました。

特に、頂上の反対側はカプリならこの景色というファラリオーニ岩島の奇石が見下ろせるんですもの!

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3回目の訪問にして初めて見ることができたんですが、ここでも薄い雲が風になびいてて、多くの古代ローマ人もこの景色を愛でたんだろうと思うと熱い思いがよぎります。

あ、遥か彼方にさっきまでいたティベリウス帝のVilla Jobisも見えますよ。ジーンあせる

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まだナポリに帰る最終便までには数時間あるのでカプリ島巡りは続きますが、それは次回に。(明日はアメーバブログのメンテナンスなので更新できませんが)

                   
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