<6月2日(木)>
いつのまにか6月になってるじゃあないですか。実は私の6月は大変なことになってるんです。仕事も忙しい上に、オペラやコンサートがどっさり。その上、東北震災チャリティでお琴弾くことにもなってて・・・
ところで、来年のフローレスのロイヤル・アルバート・ホールのコンサートの切符は、丸一日悩んだ末に結局買ってしまいました。迷ってると仕事が捗らないし、これをきっかけにライフスタイルについても考え出してしまうんですが、今はその余裕がないので、いっそ買ってしまえばとりあえずは忘れてしまえるか、という迷い疲れが理由。
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5月16日の月曜日は、ナポリからアマルフィ海岸方面に日帰りで行ってきました。旅行中でこの日が一番お天気が悪かったのだけが残念ですが、でも雨の予報だったのに晴れ間もたくさんあって、風光明媚な海岸を堪能しました。
海に面した丘に家がへばりついてるような絶景の中に可愛い街がいくつかあるので、写真が目的の私たちとしてはなるべくたくさん回りたい、でも断崖絶壁沿いのクネクネ道でアクセスが非常に困難、バスもあるけど満員で乗れないこともあるらしい・・・等々考えると、ここはお金は掛かっても効率最重視が得策と悟り、運転手付きの専用車で回ることにしました。
アメブロ仲間でナポリ在住のPiazza Italiaさんのブログ(→こちら
)の観光サイトで予約させて頂いたのですが、
ホテルまで送り迎え付で(これだけでも私には嬉しい贅沢)、 9時から6時まで3箇所に止まって€260+チップと、私たちのように2人だけだとちょっと割高ですが、4人まで同じ料金ですから、3、4人のグループには絶対お勧めです。
清潔な車ときちんとした背広姿の初老の運転手さんでゴージャスな気分にもなれ、もの凄いヘアピン・カーブの連続なんですが、慎重で丁寧な運転で安心して窓外の景色を楽しむことができました。自分で運転したら大変ですよ。
↑ そんな、走ってる車の窓から無理して写真撮らなくても
ドライブ自体が一番のハイライトとも言えるアマルフィ海岸ですが、私たちはポジターノ、アマルフィ、ラヴェッロを選び(他の選択肢はポンペイとソレント)、便利なところで乗り降りさせてもらえて、幸い道も空いてたし、全く無駄なく実に効率よく回ることができました。
運転手のサルバトーレさんは英語がほとんどできないかったので情報を得ることはできませんでしたが、私たちはトーチャンがしっかり下調べをしてくれたおかげで問題なし。
写真を撮るのがあまりお上手ではなかったので彼が撮ったトーチャンとのツーショットはこの写真以外はボツですが・・・。
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ポジターノ Positano (1時間滞在)
細い坂道に洒落たお店が並び、ビーチもあり、長く滞在するのであれば泳ぐのが好きな私には今日の3箇所の中ではここがベストかな。
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アマルフィ Amalfi (2時間滞在)
ここで2時間というのはゆっくりランチをどうぞということなんでしょうが、見るのはドォーモしかないので、立ち食
いで済ませる私たちは細い路地など街中くまなく歩いても時間をもてあまし気味。
あちこちで見掛ける結婚記念写真場面ですが、今日はドォーモの階段のてっぺんに東洋人のカップルが。
ゴージャスなドレスの可愛い花嫁さん どこの国の人かは服装で判断するわけですが、こんな非日常な姿ではわからなくて、ご主人はラメ入りの派手スーツお召しだったし、中国人かなとも思ったのですが、後日普通の旅行者姿でお見掛けして日本人ということがわかりました。
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ラヴェッロ Ravello (1時間半滞在)
一番期待してたのに、お天気が段々あやしくなってしまって残念で、街の中心にある広場は静か過ぎて活気がなかったんですが、夏はきっと良い雰囲気なんでしょうね。
小さな街ですが5ツ星ホテルが2軒あり、隣合うその間に素敵な展望台があるということで行ってみたのですが、閉鎖されてました
この旅行中あちこちで閉まってる所が多かったのは何故だ?まだ観光シーズンじゃないから?
気温は20度足らずってとこでしょうか、私は寒がりなので、Tシャツ、カーディガンの上にジャケットまで着て、スカーフまで巻いて、この街には似つかわしくないいでたちだこと。
アマルフィとは逆で時間不足だったので、素敵なヴィラが2軒あるんですが、ルッフォロ荘Villa Rufoloにしか行けませんでした。
でも、ほら、標高350メートルの断崖からの、この眺め!
そうです、アマルフィ海岸と言えば登場するのがここです。それだけで感激
おまけにこの13世紀のヴィラでワーグナーはパルシファルの第二幕を作曲したんだそうですよ。それと関連あるのかどうか、夏には音楽祭がテラスで行なわれるそうです。
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帰りは山の中をドライブして、また違う景色が楽しめて、幸いどこも道が空いてたので、予定より1時間も早くナポリのホテルに帰れました。
車の中に長くいてほとんど歩いてないも同然ですから、もちろんその後はナポリを歩くのですが、それはまたあらためて。贅沢ついでに夕食はレストランで食べたし、散財したけどその価値ありの充実した一日でした。