<6月11日(土)>
ちょっと寒さが和らいだ土曜日(って、これが6月に言う台詞か!)、ロイヤルファミリーのおめでたいイベントが続いたので、長年のウォッチャーとしては放っておくこともできず、ナポリ旅行期はまたちょっと中断。
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まずは、昨日6月10日はエリザベス女王の細君であるエジンバラ公フィリップ殿下の90歳のお誕生日でした
上流階級の堅苦しさが全くなくて、飄々としてるけどストレート過ぎてちょっと怖いこのジーチャン、典型的でないところが私は結構好きです 時々て口が滑ってヒンシュク買って女王様を困らせることもあるけど、おべっか使いに囲まれてる女王様にとっては貴重な存在に違いないし、85歳の女王様と揃って元気で忙しく公務に励んでらっしゃるということだけで驚異
フィリップ殿下は、子沢山のヴィクトリア女王がヨーロッパ中の王室に嫁がせた娘たちの子孫で、エリザベス女王とも血縁。
ギリシャの王子様だったけど(民族的にはギリシャ人ではなくデンマーク系)、称号だけで文無しだったのを叔父で王室と親しいマウントバッテン卿(79年にIRAテロで爆死)の計らいで首尾よくお婿になれたのも美貌のおかげにちがいないです。
そして、まだ女王様が少女の時に初めて出会った初恋の相手で、長い間には色々あったようですが、一度も夫婦仲が悪いという話は聞こえてこず、最初の出会いでハンサムな海軍士官だった彼は今でも90歳にしてはダンディなのは凄い。
女王様と一緒の時は2歩下がる影のような存在ですが、家庭ではずっと彼がボスで全てを取り仕切り、でもそれだけでは物足らない殿下は長年WWFの総裁を務めたり、イギリスでは有名なDuke of Edinburgh Awardという彼が設立した若者チャレンジ奨励スキームもあり、ソロ活動も模索しながら自力で充実させた、なかなかの人です。
どんな人でも90歳で元気って凄いけど、本当にお誕生日おめでとうございま~す。エリザベス陛下の大事な支えであるフィリップ殿下はイギリスにとっても大切な存在。インタビューで少しスローダウンしなくちゃいかんかの、と仰ってましたが、口だけはいつまでも達者で楽しませていて下さいね。
ここまで来たら100歳のお誕生日も元気に迎えて欲しいですが、このままいけば大丈夫そうなフィリップ殿下な見事な人生に敬礼しつつ、両親が離婚して親戚をたらい回しにされながらイギリスのスパルタ寄宿学校で鍛えられた12、3歳の時の写真と、昨日のお誕生日の写真3枚貼っときますね。
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今日11日は、女王陛下の公式誕生日。本当のお誕生日は4月21日ですが、暖かくなってから毎年パレードがあるんです(今年は4月の方が夏みたいでしたけど)。
85歳という節目でめでたさも倍増ですが、孫のウィリアム王子がはじめて軍服で女王様の後ろをに騎乗で登場したのが話題。世代交代を感じます。
熊毛の帽子で顔がよく見えないけど、左からウィリアム王子、ケント公爵(女王の従兄弟で、クラシック音楽好きなのでよくお見掛けします。一昨日もホランド・パークのオペラにいらしてました)、チャールズ王子、アン王女
長い近衛兵謁見セレモニー終了後は恒例のバッキンガム宮殿バルコニーで勢揃い。今年はやけに人数が多く、結構詳しい私でも誰だかわからない子供たちもいて、上空を編隊を組んで飛んでゆく戦闘機もいつもより賑やかなおめでたい日でした。
85歳の女王陛下がお元気なのはなにより嬉しいですが、90歳のフィリップ殿下も、熊毛帽子は重いだろうに、カクシャクとして立派。
そして、もちろん注目の的は、新メンバーでメディアがケンブリッジ公爵夫人Duchess of Cambridgeと呼ぶキャサリン妃。
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