<6月16日(木)>
大雨降ったりして、鬱陶しいったらありゃしない。明日はグラインドボーンに着物で行くので晴れてくれないと困るんですが、かなり悲惨なことになりそう・・・ そう言えば、ナポリ最後の日はピッカピカの晴天だったわ。
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6泊で歩き倒したナポリ旅行も、いよいよ午後にはロンドンに帰るという最後の日となりました。でも、飛行機は夕方なので、それまでは勿論まだしっかり歩きますよお。
最高のお天気の中、まずはホテルからすぐ近くなので外からは嫌というほど眺めたサン・フランチェスコ・ディ・パオロ教会にい寄ってみましょう。
向かい側にある王宮との間の大きな広場が開放的な空間ですが、教会の内部は案外すっきりしてて、特にどうってことはないですが、天井が、私がローマで一番好きなパンテオンとそっくりなのは素敵
登山電車で上った丘の上にはまるでパリのような並木道。 選挙ポスターがまだたくさん貼ってあったんですが、こんな美人候補者もいたのね。
南国の太陽を浴びながら、締めくくりに高い所から街を見下ろしたいね、ということで、登山電車で丘に上り、トーチャンが地図でここがよかろうとめぼしをつけた陶器博物館にもなってるお邸に行ってみたのですが、見晴台への路が通せんぼされててがっかり 閉鎖されてる所が多いから嫌だわ。
でも、閉館日かと思ってたサンテルモ城Castel Sant'Elmoに入れたのでいいことにしましょう。実際、ここからの眺めの方がずっと良いに違いないので結果オーライどころか、充分お釣がきました
広い城壁沿いをぐるっと回って見る360度のパノラマは素晴らしくて、「あ、あそこ、あの日に歩いたよね」、と思い出すながら見下ろすのも格別。
ヴェスヴィオ山は良い姿だし、ナポリ湾の広がり具合も絶妙で、彼方にはカプリ島などの島々がいくつか見えて絶景かな絶景かな。「ナポリを見て死ね」ってここからの景色のことね、きっと。
しかし、ここからの夜景はさぞやワンダフルに違いないのに夜は閉まってるなんて勿体な~い! ナポリって夜景を売り物にしてる筈じゃなかったっけ?ナポリを一言で表現すると、素晴らしいものがたくさんあるのに生かしてない勿体ない街という印象なんですが、ここもその一つ。
ガレリアにあるホテルの部屋のテラスも見えました。
← 帰りの飛行機から見えたサンテルモ城
登山電車で下り、洗濯物が名物のスパッカナポリに。一見ばっちくて危なげだけど治安は悪くないです。
こないだこの辺は散策したんですが、その時は閉まってたサンタ・キアラ教会Santa Chiaraにはまた是非行きたいというトーチャン。
なぜかと言うと、ここの中庭には素晴らしいマジョリカ焼の回廊があるんです。
手描きなんでしょうが、近くでみると荒っぽい筆遣いなんですが、これだけたくさんあると壮観。
トーチャンより僧侶のほうが絵になるね
この日のトーチャン万歩計は12,566歩。半日の割には多いかな。
因みに、7日間の合計は143,659歩)で、足の短い私は160,000歩くらいかしら? さすがに帰って数日間は怠けた生活をして、脚を休ませてあげました。
夕方のBA便で(実際は2時間遅れて結構帰宅が遅くなったけど)ガトウィック空港に戻ってきました。飛行機代は一人往復138ポンド。ナポリ空港は街の中心からも近くてとても便利。
というわけで、これでナポリ観光編は終了(オペラについてはこれからだけど)。お付き合い下さった方には感謝です。
1700枚以上の中からここに載せる写真を選ぶのが一番大変でしたが、この作業のおかげで全ての写真を何度もじっくり見ることになって、楽しい苦労でした。
トーチャンにとっては、超記録魔のジーチャンのナポリ探索記を読みながら戦争中の父親の足跡を辿ることができたわけで、なかなか興味深い旅だった筈。20数年振りの夫婦二人だけの旅行も、なんとか喧嘩もせず無事に終わって、結構楽しかったです。
尚、今決まってる次の旅行は、実はまたイタリアなんですが、トーチャンとではなく、去年もご一緒したPrimroseさんと、今回とは正反対のビーチごろごろバカンスです。サルディニアで美味しいものをゆっくり食べて、昼寝とかするのが楽しみ。