6月21日、ヒルトン・メトロポールで、例の東北震災義援金チャリティ・イベントがあり(詳細は→こちら
)、私もお琴演奏で参加しました。
ロンドンのヒルトンと聞いて誰もが思い浮かべるパーク・レーンの高級ホテルではなく、こちらはエッジウェア・ロード駅近くにある少しカジュアルなヒルトンですが、なかなか立派な大宴会場がちゃんと人で埋まり、参加費10ポンドの割にはお寿司等の日本食もふんだんに振舞われ、来て下さった知り合いも皆さんハッピー。
私は山吹色地に青海波柄で少しぼかしに入った綸子の無地にしてみました。着物を一枚しか持てないのであればこれに決まりという、色鮮やかで光沢もあるので夜に映える便利な着物で、どんな帯でも合うのですが、今日はっきりとした華やかさ出れば、と黒地に金と赤の花柄。
大盛況の着物体験コーナーご担当のA先生は品の良い大人のピンク。はじめての着物に大喜びの振袖と浴衣の二人は日本では見られない組み合わせでしょ。
私たちはオープン早々にBGM的に演奏開始して、3人で八段、こ手毬、日本のわらべ唄、飛躍、古今の調べを30分間合奏しましたが、演奏中に背後のスクリーンに津波等の映像が流れたようです。パーティらしい軽快で明るい曲を選んだのはそぐわなかったですが、映像のことは直前に言われたので曲目変更不可。お許しを。
トリはロンドン在住のプロの和太鼓奏者ヒロタ・ジョージさん率いるグループで賑やかに。こういう場所ではやはり和太鼓は欠かせないですが、イギリスにはアマチュア和太鼓グループがいくつかあるうち、さすがプロの迫力は違います
長い打ち合わせ期間にはホテル側のオーガナイズ能力ってどうよ、と苛々したことも多かったですが、結局は大盛況で全て上手くいったし、なによりも、日本のために会場も費用もスタッフも提供して下さったヒルトンさんに感謝
微力ながら少しでもお役に立てて嬉しいし、今日は朝から仲間と合奏の練習をして長い一日でしたが、無事に終わってやれやれ。