7月30日、爽やかな晴天の中、スコットランドの首都エジンバラの小さな教会で、エリザベス女王の孫娘ザラ嬢の結婚式がありましたが、4月のあのロイヤル・ウェディングとは対照的に、仰々しい王室行事ではなく家族と友人だけのプライベートな結婚式で皆さんリラックスして幸せそうなファミリー・イベントだったようです。
30歳のザラ嬢は当然プリンセスの称号を持つ立場なのに、反骨精神のある母親であるアン王女の方針で一切貴族のタイトルは持たず、王位継承権13位なのにミス・ザラ・フィリップスとして庶民的に育ち、王室公務はしてませんが、ロイヤルファミリーとはずっと親密で、ダイアナ妃事故死の時などは年齢の近い従兄弟のウィリアムとハリー王子の支えにもなった明るく元気なお嬢さんで、オリンピック馬術選手(お父さんは金メダリスト)だった両親の後を継ぎ彼女自身も一流の馬術選手です
持ち馬の怪我のためにオリンピック出場は叶わなかったものの、2006年には総合馬術競技の世界チャンピオンにもなり、栄えあるBBC Sport s Personality of the Yearにも選ばれました。これは一般投票で決まる賞なので国民に嫌われてたらもらないし、その若さでMember of the British Empireという格のある勲章も授与され、実力でそれらの栄誉を勝ち取ったことは、生まれながらの貴族の称号よりも価値のあることだし、現代のマイナーな王室メンバーのあり方の理想とも云えるのではないでしょうか。
美人でもないしスタイルが良いわけでもないけれど、斬新なファッションセンスで注目を浴び、最初はぎょっとさせられても、いつのまにかそれが流行になったりする個性もあり(このウェディング・ドレスはまとも過ぎて実はちょっとがっかり)、色んな面で我が道を一直線に進むこのお姫様、私は結構好きです。
そんなザラ嬢のお相手は、当然と言うか、これまたスポーツ選手で、8年前に出会ったラグビーのイングランド・チームのキャプテンというマイク・ティンドール。笑うとシュレックみたいだけど、ごつくて男らしい32歳で、度重なる骨折で曲がった鼻は一度みたら忘れられない強い印象を残す精悍な面構えでしょ。
それにしても、ウィリアム王子同様、両親が離婚してるせいか、決断するまでに時間が掛かりましたね。
ヴェールを被ってお父さんと一緒に教会に入り(離婚したお父さん、久し振りに見るけど、老けましたね)、式のあとはヴェールを取ってお婿さんと腕組んで。
ケイト妃の帽子は、後ろから見ないと良さがわかりませんね。
母親のアン王女は・・・、どの角度から見ても良さがわかりませんね。
女王様は明るいピーチ色でお祝い気分。やっぱり、息子の嫁じゃなくて自分の娘の産んだ子は可愛い?
カミラ妃はいつものパターンでつまらないけど、ちょっと帽子が大き過ぎない?
4月の結婚式では例の帽子で話題になったベアトリス王女、今回はスカートをお揃いで無難に。
↓ こちらは、ちょっと前まで王室専用船であったブリタニア号での昨夜の結婚前夜パーティ。
ケイト妃のグリーンのドレスは、こないだロサンジェルスでも着てましたが、痩せ過ぎてると似合わない服ですよね。それにしても、又ちょっと痩せたようにも見えて心配・・・
ザラのドレスは個性的過ぎて、二度と着られない?