＜８月３日（水）＞
なんと今日は３０度になって、あぢあぢあぢ～
でも、明日は20度以下になるそうで、冷え冷え～
なんでその中間に留まってくれないんだよ～
今日も「映画館に一人料金で二人入れるお得な水曜日」を利用して、トーチャンと一緒にディズニー映画Cars 2を観ました。第一作ほど出来は良くないけど、日本やイギリスが舞台になってて結構楽しめました。
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今年はもうてっきり思ってたのに、突然舞い戻ってきた夏ちゃんの対応におおわらわ。昨日と一昨日、着物でお出掛けしたんですが、冷房の少ないロンドン、暑くて往生こいてしまいましただよ
月曜日はＳＯＡＳの東北民謡チャリティ・コンサートへ。暑いと言っても２５度くらいで、不快なのは冷房のない地下鉄の中だけ（ここは地獄よ、40度くらいあるんじゃないかしら）で、外を歩くほうがそよ風も吹いて爽やかなので、地下鉄で一駅乗り換える代わりに歩き、ラッセル・スクエアあたりで写真を撮って下さいな。
一人だったら暑さにめげて着物はや～めた、となるところですが、お馴染みのＡ先生がご一緒して下さり、ちょうどいいから着る機会の少ない夏の薄物に致しましょう。透ける黒地の紗に白い夏帯と二人そっくり過ぎますが、持ち数が少ないので仕方ないですね。
通風織という裏表で色が違う私の着物は、すごく薄いのに不思議でしょ。花柄も、襦袢ではなく、着物の柄なんですよ、これが。
赤と黒という暑苦しい色合いなので、涼しげに見えるよう、薄いオレンジ色の帯揚げ、ペパーミントグリーンのの帯締めにして、七宝焼きのブローチを帯留にしてみました。
あ、これが今年３０回目の着物お出かけだわ。このペースじゃ目標５０回に達しないかもしれないので、秋からは一人でも億劫がらずに頑張るべ。
コンサートのメイン出演者、東北からいらした津軽三味線デュオ（Shunsuke Kimuraさんと Etsuro Onoさん）の演奏は前以て映像を観て期待通りの華麗な撥さばきを最前列ど真ん中からしっかり堪能させて頂きました
伝統的な民謡も彼らの前衛的なオリジナルも素晴らしくて、これは日本人でなくても良さが素直にわかるでしょう。ほんと、何を演奏しても津軽三味線って華やかでいいですよね。私が昔やってた地唄三味線は地味過ぎて・・・。
一つだけ残念だったのは、マイクロフォン使用だったことで、ガンガン鳴り響く津軽三味線は迫力たっぷりでしたが、本来の素朴さが失われてしまったし、やはり楽器は生の音がベスト。小さなホールなのだからスピーカー不要だったのでは？
ロンドン在住の津軽三味線奏者の演奏もあり、彼のこれまで何度か聴いたこともあって充分上手なのですが、やはり本場の名人の演奏は飛びぬけて素晴らしかったです。
全く嬉しい驚きだったのが、前半に民謡をたからかに歌い上げて下さり（踊りも少し）、着物も素敵だった良枝キャンベルさんで、スコットランド人とご結婚なさってグラスゴーにお住まいなのですが、こんな本格的な民謡歌手がイギリスに住んでらっしゃるのはなんて素晴らしいんでしょう
でも、ロンドン以外ではご披露する機会も限られてるでしょうから、遠いスコットランドにお住まいなのがとても残念でたまりません。
歌詞のハンデがあるので津軽三味線のようにすんなり理解してもらえないでしょうが、独特の歌唱方法は注目を浴びる価値があると思うし、私は実は民謡歌唱が結構好きなので（オペラのコロラチューラと似てるし）、是非また聴きたいです。こちらも三味線同様、イギリス人もご愛嬌出演したのですが、正統派との違いがわかって興味深いことでした。
ＳＯＡＳ（ロンドン大学アジア＆アフリカ部門）のブルネイ・ギャラリーは２百人くらいの観客で盛況で（トーチャンも引っ張って行きました）、今は解散したＳＯＡＳ邦楽グループの懐かしい面々にも会えて嬉しかったのですが、でも来てる人はこういうイベントにはお馴染みの人がほとんどだったのがちょっと残念。
こんな素晴らしい日本の音楽をもっと幅広い人たちに聴いて頂きたいのに。
短いですが、こっそり映像も撮りましたので、せめてここで御三方の素晴らしさを少しでもご紹介させて下さい。
