<8月29日(月)>
一歩も家から出ない3連休、テレビもたっぷり観られたし、旅行準備のついでにあれこれ身辺整理できて充実&満足。
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8月19日の金曜日は、いつものように朝9時過ぎにホテルを出ることはできませんでした。だって、10時からROHのサポートフレンズの冬の予約開始なんですもの、ムスメのフラットからノートパソコンを借りて血まなこで頑張りましたわ 今回の目玉はワーグナーのマイスタージンガーで、他にはモーツァルトとダ・ポンテの3作品、ドヴォルザークのルサルカですが、切符調達冬の陣はまあまあの出来かな。
この日はそんなわけで、ツアーとかにコミットはできなかったので、トーチャンと二人であらためてベルファストの街歩きをしましょう。
St. George's Marketは金、土、日しかオープンしてなくて、建物自体は優雅でなかなか素敵だけど、肝心の売ってるものがイマイチなのが残念。観光客が増えたらここも立派な観光スポットになれるわけだから、是非中身の充実を願いたいものです。
次は、街の外れまで歩いて植物園へ。こういう古いガラスの温室はイギリスのあちこちにあるけれど、このPalm Houseは1830代建造で最も古いものの一つだそうで、当時のベルファストの繁栄ぶりがうかがえるエレガントな姿です。
その植物園の隅っこにあるのがUlster Museum。
ベルファストで唯一の立派な博物館で、内容はごった煮。ロンドンで言うなら大英博物館、ナショナル・ギャラリー、テート・ギャラリー、V&A,自然史博物館をひとつにまとめたようなもので、ここだけで色んな分野で物識りになれるのはいいけれど、展示物の質は最上というわけには行かず。でも、拡張部分は広々として明るくてとても素敵なスペースなので、この時は雨だったせいか、家族連れで賑わってました。
有名画家の絵はほとんどないですが、このターナーのエジプト風景は気に入りました
一番楽しめたのが有料の特別展。映画やテレビの時代劇衣装を多数展示してて写真OKなのもラッキー。花嫁衣裳コーナーもありました。どれも細かいところまできちんと作ってあったのが意外。真ん中の目立つピンクのドレスは「オペラ座の怪人」のミニー・ドライヴァーのドレス。
青白はマドンナの映画「エヴィータ」。銀色に輝く女王様ドレスは、ヘレン・ミレンのTV版「Elizabeth1世」
コリン・ファース関連2点。大ブレークしてイギリス中年女性のアイドルとなったTV「傲慢と偏見」の横に「トーチャン、立ってみて」と頼んだら、嫌がるかと思ったのに、おーおー、嬉々としてポーズまで取ったりして・・ (私がコリン様にずっと前からお熱なのをトーチャンは知ってます)
植物園近くには壮麗なQueen's Universityもあり。
雨もやんだし、街の中心に戻って散策してみましょう。
赤レンガはグランド・オペラ・ハウス。今では主にミュージカルとかやってるのですが、マダム・バタフライのピンカートン役で1963年に代役出演したのがパヴァロッティのUKデビューだったそうです。
観光客誘致に熱心なベルファスト、アルバート公時計台もベルファストの斜塔として人気スポットになれそうだし、巨大針がそびえる風変わりなSt. Anne's Cathedralもユニークで良いじゃん。
今は普通のお店とかになってる立派な建物もたくさんあり(上の白いのはスーパーマーケット)。
ベルファストは、ヴィクトリア時代に急速に発展した街で、こういう重厚さが特徴のヴィクトリア朝の立派な建物がたくさんあり、造船とリネン産業で栄えたかつての栄華が偲ばれます。
↓ アール・デコの建物も結構あるのですが、あちこちに散らばってるのが残念。一軒づつは大したことなくても、かたまっていれば立派な観光スポットになれるのに。
夕食はムスメが予約してくれてたZen。
最近百万ポンドかけて改修したのが話題になってるトレンディなお店で、お洒落したお客さんも多くて雰囲気はなかなかのもの。
一応ジャパニーズ・レストランということになっててお寿司にも力を入れてるけど、どうせ不味いだろうから、あえて中華メニュにして、可愛いカクテルも頂けば、日本食の風情は全くなし。
入り口に壁一杯に日本語でどうでもいいことが彫ってあった以外は、ジャパニーズの欠片もない偽レストランですが、ベルファストではジャパニーズ=クールと思ってくれてるみたいのは嬉しいじゃあありませんか。
マンゴ添えダックとか、お料理は結構美味しかったですが、ロンドンと比べても値段が高いので、日本の方にはお勧めは決してできませんけど。
トーチャンお得意の夜景写真を撮りながら、ぶらぶら歩く親子3人の帰り道。明日明後日はムスメも仕事が休みなので、ずっと一緒にいられます
トーチャン万歩計は僅か16,279歩。ずっと立ってたのに、ミュージアムで立ち止まってたのは勘定に入らないんでしょう。