<15th January Sun>

晴れてるけどめちゃんこ寒い日曜日。今夜はムスメのフラットに夕食に招待されているので、これからバスで行ってきます。トーチャンのバースデーの3日早いお祝いですが、ムスメが料理したものを食べるのははじめてなので楽しみです。料理好きのボーイフレンド君がほとんどやるんでしょうけど。

----------------------------------------------

ひらめき電球たまにはお役に立ちそうな情報を。


10月から1月下旬までに22回もやるヴェルディのLa Traviata漬もあと4回を残すところとなり、これから佳境に入るところ。・・・だった筈なのに、ネトコの腑に落ちないキャンセルで一気に盛り下がってしまいましたが、


この椿姫マラソンが終わると、次はモーツァルト祭りがはじまります。


モーツァルトのオペラの中でも台本作家ダ・ポンテとの共作で名高い「ドン・ジョバンニ」、「コジ・ファン・トゥッテ」、「フィガロの結婚」の3作品を一気に上演しようと言う試みですが、トラヴィアータが経費カットのために新作オペラを2作ギブアップしたのが理由だったのに対し、このモーツァルト三昧の本意はわかりませんが、どうせやるなら、有名歌手を揃えてオペラ界世界的な話題になるようなイベントにすればいいのに、なんだかなあという顔ぶれだし、3作とも何度もやってる手垢のついたプロダクションなので、案の定、切符が売れ残り、やむやく恥を忍んでダンピングに踏み切ったようです。


有名歌手を出せば手垢のついた古プロダクションでも切符が売れるわけで、出演料をうんとはずんでも、結局それが一番儲かるという当たり前のことにこれで気付いて欲しいものですが、値引きは、私の知る限り、下記の日のオーケストラストール席が舞台近くの一部を除き75ポンドになっていて、これは本来は172ポンドから195ポンドの席ですから、驚きの割引率です。


このオファーがTravelzooという割引オファーサイトにぱらぱら出始めたのはちょっと前ですが、まだ切符は残ってるどころか、さっき見たら、あらたにベストな席がどっと追加されてる日もあり、一体実際にはどれだけ余ってるんだろう、といういつもの訳のわからないROH切符販売。


普通の値段ですでにお求めになった方はお怒りでしょうが、ROHのサイト(→こちら )でsign inする時にcodeというところにpzooと入れて頂くとこのオファーが受けられます。


私にはこれでもまだ高嶺の花だし、もちろん安い席を充分手配済みなので今回のオファーはパスですが、オーケストラストールにそこそこの値段で座れる良い機会ですから活用して下さい。


3作のうち、オファーが出ているのは先に始まる2つのオペラで、キャストと割引日はこちらです。


------------------------------------------

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
カクテルグラスDon Giovanni
(
1月24日、31日)

Conductor Constantinos Carydis
Don Giovanni Gerald Finley
Leporello Lorenzo Regazzo
Donna Anna Hibla Gerzmava
Donna Elvira Katarina Karnéus
Don Ottavio Matthew Polenzani
Zerlina Irini Kyriakidou
Masetto Adam Plachetka
Commendatore Marco Spotti


----------------------
ワインDon Giovanni (2月18日、21日、23日、26日)

Conductor Constantinos Carydis
Don Giovanni Erwin Schrott
Leporello Alex Esposito
Donna Anna Carmela Remigio
Donna Elvira Ruxandra Donose
Don Ottavio Pavol Breslik
Zerlina Kate Lindsey
Masetto Matthew Rose


2チームあるドン・ジョヴァンニ、「えーっ、界中でドンジョヴァを歌う魅力的なバリトンはたくさんいるのに(マッテイとかダルカンジェロを出せ!)、又フィンリーとシュロットだなんて・・」、と甚だ不満ですが、フレンズ予約で4枚買える枠はフィンリー組1回、シュロット組3回という配分で買ってあります。歌よりもキャラクター要素が大切なドンジョバですから、上手でも誠実すぎて女たらしには見えないフィンリーよりも鼻歌シュロットの方がセクシーだし(写真はシュロット)だし、他の歌手たちもシュロット組の方が私好み。


そんなに悪い顔ぶれではないのですが、ROHのレギュラー客はプロダクション自体を見飽きてるのが問題なのでしょう。いっそ、他のオペラハウスから今回は例外ねと言い訳して借りてくれば皆さん押し寄せるのに。

---------------------------------------------

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ふたご座Cosi Fan Tutte
(1月27日、30日、2月4日

Conductor Colin Davis
Ferrando Charles Castronovo
Guglielmo Nikolay Borchev
Don Alfonso Thomas Allen
Fiordiligi Malin Byström
Dorabella Michèle Losier
Despina Rosemary Joshua


ジョナサン・ミラー演出のの超モダンなこのプロダクション、真っ白ですごく退屈なので、オペラ初心者の方にはお勧めできませんが、今回は女性3人は皆さん美人だし上手な上にこの役で聴くのははじめてなので期待してます。でも、男性陣がボロイし(グリエルモ役のバリトンは知らないけど)、2010年2月と9月(→こちら )に観たばかりなので、さすがの私も2回で充分。


----------------------------------------------


因みに、3つの中では一番キャストが豪華で最後にはじまるなフィガロの結婚は、先回(2008年→こちら )の豪華陣と比べると劣る上にフィガロとスザンナは同じという興奮材料不足なのにも拘わらず、今回はサイモンとパッパーノが出ることもあり、安売りオファーが出てませんが、そんなに売れ残ってないので(隠し持ってるのでもない限り)、同様のダンピングはなさそうです。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

指輪Le nozze di Figaro

Conductor Antonio Pappano/Richard Hetherington
Figaro Ildebrando D'Arcangelo
Susanna Aleksandra Kurzak
Count Almaviva Simon Keenlyside
Countess Almaviva Rachel Willis-Sørensen
Cherubino Anna Bonitatibus
Don Basilio Bonaventura Bottone
Marcellina Ann Murray
Bartolo Carlo Lepore

--------------------------------------------


             人気ブログランキング  がま口財布