<24th June Sun>

F1もEuro2012サッカーもイングランドは惨めに負けて・・・しょぼん  

そして明日からはウィンブルドン・テニスだ・・・ガーン

ストックホルムのトスカやバービカンのウィーンフィルもまだだけど、どうせ遅れてるんだから、まず昨日のラ・ボエームから片付けてしまいましょう。

-------------------------------------------

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

6月19日と23日の2回だけ、アラ-ニャとゲオルギュー夫妻がラ・ボエームで共演してくれたわけですが、19日のことは→こちら をご覧頂くとして、23日は更に盛り上がりましたよクラッカー


19日は風邪気味で声に潤いがなかったアラーニャ、昨日はまだちょっと鼻をクリアにしようとしてフンフンという音を何度も発してはいましたが(ティッシュペーパーを床に落としたところも目撃)、それ以外は絶好調と言ってもいいくらいに回復してて、いつものアラーニャ節を堪能しました。


(以下の写真はクリックで拡大します)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

    わぉーっ! カーテンが突然下りて来た~!

実は、2回とも時々ペースが崩れたりしてオケと合わないこともありちょっと妙だった上に、昨日は、あろうことか、歌詞を忘れたのか、カフェでミミを仲間に紹介する場面で一瞬アラーニャの歌もオケも止まってしまうという珍しいことが起こりました。

アラーニャが「すまん」というゼスチャーをしたのですが、ドキっとしましたよ叫び。今回は二人の出会いから20年のお祝いで、同じプロダクションで又一緒に歌うということに意義があるのだから、そんなことはどうでもいいとは言うものの、一体どうしたの? 練習不足? それとも歌いながら思い出に浸ってて感傷的になり、夢見心地で違う世界に舞い上がってしまったんでしょうか?ファンとしては良いほうに考えて、後者にしておきますが・・・。


実際、私は舞台から近い席だった上に双眼鏡でじっくり彼らの表情を追ってたんですが、うっとり見つめ合い、「あの日のこと覚えてる? あれから色々あったけど、又戻ってきたね、ここに」、という表情で、ロベルトは何度もアンジェラの腕をぎゅーと掴んだりして、二人の世界に浸ってました恋の矢


まさにそれが見たかったわけですから、遠慮せずにどっぷり酔いしれて下さいませ。アンジェラに振り回されてたように見えたこの数年間だったけど、良かったね。先のことはケセラセラですが、50代を目前にしてまだ第一線で活躍する美しいカップルの貴重な場面に接することができただけでなく、やっぱり凄い二人の超一流の歌唱を聴くことができて本当に良かったです。個人的おまけですが、トーチャンも運よくゲットできた隣の席で感激してたし。


特に私が一番ぐっと来る三幕のロドルフォがマルチェロに「ミミは病気なんだ」と悲しみを訴える場面では、アラーニャがすごく近くでこっち向いて歌ってくれるので心臓バクバクドキドキ 昨日は最後にミミ~っ!と叫ぶ場面でなぜか力を抜いたのは(オケも煩かったし)、はじめてこのオペラを観る人のためには残念だったけど(ここでぐーっと盛り上がる筈なのに・・・)、昨日のクライマックスはカーテンコールだったから、まあいいことにしましょう。


そうなんです、いつもはえらく短いラ・ボエームのカーテンコール、昨日は延々と続き、舞台を何度も横に移動して声援に応えてくれました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

映画最近アメブロ独自の動画投稿が廃止になってしまったので私は写真に専念しましたが、またPrimroseさんが興奮のカーテンコールをYoutubeにアップして下さったので、そちらをご覧下さい(→こちら )。上から投げられた花をアンジェラが拾う場面とかはやっぱり動画でないと様子がわかりませんから。


ゲオルギューも先回同様、彼女としてはキンキンせず滑らかな声で素晴らしく、彼女はROHによく出てくれてちょっと聞き飽きている私も始終聞惚れました。死ぬ場面でも嬉しそうに見えてしまったけど、まあ今回は特別なお祝いだし、どうせ私は今更ミミが死ぬから可哀相とも感じないんだから。


他の歌手たちは先回のカレヤ組と同じなので(→)特に書くことはないですが、マルチェロのGeorge Peteanは地味な存在ながら上手だし(老けたイメージなので、年長役やったら素晴らしいでしょう)、ムゼッタのヌッチア・フォッシーレもさすがベテラン。先回一度病欠した時の若い代役ソプラノの緊張ぶりと比べるとヌッチアの余裕の演技と歌ぶりがよくわかります。


若い指揮者はオケから美しい音を引き出したのは良かったけど、時々アラーニャとゲオルギューと合わなかったので減点。歌手がここぞという所で多少引き伸ばしたりしてテンポ崩れても、指揮者はそれに合わせなきゃ。



はてなマーク

ところで、椿姫さん、今回はアラーニャとのツーショットはないの?


はい、残念ながらありません。だって、初日と千秋楽の2回しかないので出待ちしてもなかなか出てこないに違いない上に、19日は終演後に出演者たちとドリンクしたければ100ポンド近く払って下さいね、という貧乏な私には手が出ないイベントになってしまったんですよむっ


なので、私は行けませんでしたが、アンジェラのFacebookからパクった写真を一枚。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
Director John Copley

Designs Julia Trevelyan Oman
Lighting design John Charlton

Conductor Jacques Lacombe
Mimì Angela Gheorghiu
Rodolfo Roberto Alagna
Musetta Nuccia Focile
Marcello George Petean
Colline Yuri Vorobiev
Schaunard Thomas Oliemans
Benoît Jeremy White
Alcindoro Donald Maxwell


それに、

アラーニャにはこれまでに何度か抱きついたり、楽屋にも2度入れてもらって、あれ以上のことは起こらないだろうし、なんかもう充分って感じなんですよね。今回は邪魔な女もいるしね。いえ、決してヤキモチ焼いてるわけではありません。でもアンジェラの歌は好きだけど、サイン会とかだと感じ悪いから。


キラキラ私とロベルトの過去のお宝写真はこちらでご覧下さい→アイーダアンジェラのトスカトロバトーレ


人気ブログランキング  ← シューッいて座