<15th Sept Sat>

王冠1ケイト妃のトップレス写真で話題騒然。「無用心だったね。今後は気をつけようね」、としか言いようがないのですが、折りしもウィリアムと二人で女王様のジュビリー祝いの代理で東南アジアとパジフィック諸国を訪問中で逃げも隠れもできないのは可哀相。だけど、一人でめそめそしてるよりずっとましだろうし、余計注目を浴びる今、笑顔で公務を果たせば「ケイト、偉い!」と評価がぐーんとアップするわけだから、ここは正念場と覚悟して頑張れ~爆弾

それにしても、ダイアナ妃がパパラッチに殺されたのもフランスだったし、もう英国王室は誰もフランスに行かなくてもいいよ。王室の存在が羨ましいんだろうけど、王様の首ちょん切っちゃったから仕方ないよねうんち

マナーハウス記事はあと一回残ってるんですが、今日は快晴でお散歩に行ったので、それを先にします。

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朝晩は冷えるけど日中はかろうじて夏の名残の土曜日、こんなお天気が良い日はもうそんなにないでしょうから、トーチャンとどっかにお散歩に行きましょう。


家の近所じゃつまらないから、こんな明るい日はちょっと遠出して、一度行ってみたいと思ってたハイゲート墓地Highgate Cemeteryなんかどうかしら。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


バスランチ後にバス2本で1時間掛かって、高級住宅地ハイゲートに到着。チューダー風のパブGatehouseは2階で時々オペラやるので何度来たことがあります。お花が素敵な違うパブを足早に通り過ぎるトーチャンの後姿。


お墓の入り口はハイゲートのメイン通りからちょっと歩くので、Archway駅の方が近いです。


オバケしかし、死者を敬う荘厳であるべきこの場所で、縁もゆかりもない人が観光気分で写真撮ったりするのはちょっと気が引ける・・・、


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


と思っていたら、よかった~、入場料3ポンド払えですってニコニコ。これで堂々と笑顔でポーズ取ったりできるってものです。実際、来てる人のほとんどは観光客のようで、1ポンドで売ってる地図を片手に物見遊山。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


拝観料まで取るロンドンで一番有名な墓場である所以は、有名人が埋葬されてるからですが、一番のスーパースターはなんと言っても資本論のカール・マルクス


カール・マルクス(1818-1883、日本語ウィキは→こちら )はドイツ人ですが、1849年にロンドンに亡命。30年間毎日大英博物館の図書館に通って研究と資料収集したのは有名です。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


巨頭の墓は一番目立つ場所にあるのですぐ見つかりますが、写真から想像してたより小さかいと言うのが私の感想(どんなでっかいのを想像してたんだか・・・にひひ)。サイズがわかり易いように私が前に立ってみました。右下の写真で周辺の感じもわかって頂けるでしょうか(左隅っこにマルクス翁の墓)。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)   



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
観光客が押し寄せるのはカール・マルクスがお目当てですが、他にもイギリス人ならよく知ってる有名人がたくさん埋葬されてます。

   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    

ペンがたくさん祀られてるのはきっと物書きの墓だと思って近寄ったら、The Hitchhiker's Guide to the Galaxcy(銀河ヒッチハイク・ガイド)のダグラス・アダムス。宇宙SFが大好きなトーチャンにとってはお馴染みの作家。

顔を覆う女性像墓碑は彫刻家アンナ・マーラーAnna Mahlerのお墓。作曲家グスタフ・マーラーの次女で、第二次世界大戦中にイギリスに亡命した彼女自身の作品でしょうか、これは。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


左:イギリスでは有名なペンギン・ブックの形の墓碑が目を引いたのですが、その隣にひっそりあった小さなお墓は俳優のコリン・レッドグレーヴ(ヴァネッサ・レッドグレーヴの弟)。

右:雰囲気をぶち壊すようなモダンさはアーチストだから許されるデザインだと思ったら、60年代のポップ画家パトリック・コールフィールド。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

キリスト教の墓地は美しいから大好きで、世界中で最もロマンチックは場所はどこ?と聞かれたら「パリのペール・ラシェーズ墓地」と答えます。美しい彫刻がたくさんあってショパンのお墓もあるんですが、そんな所で「僕と永遠の愛を誓って、将来は一緒にお墓に入らないかい?」ってプロポーズされたらころっと受けちゃいそうでしょ? パリはモンマルトル墓地も素敵だし。



パリの墓地には華麗さでは負けるけど、このハイゲート墓地で私が惹かれたのは、舗装された大通りに面する有名人のお墓ではなく、ツタに覆われたヴィクトリア朝時代の墓石が並ぶひっそりとした迷路のエリアで、長い間訪れる親族もなく忘れられてる静寂さと美しい永遠の世界。この世のものとも思われぬ、まさにあの世だけど、こんな青空の下ではシュールだわ。    

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


私たちは死んだら、トーチャンの両親がしたように、お墓には入らず灰をどっかにばら撒いて済ませるつもりなので、「あら、ああいう墓石がいいかしら」、なんてことは全然考えないんですが、墓碑を読みながら広大な敷地を歩くのを楽しんですっかり長居してしまい、この後、近くのキャピタル・リング(→こちら )散策を2時間くらいする予定だったんですが、それは又の機会にすることにして、バスでスイス・コテッジまで行って地下鉄に乗り換えて帰宅。


尚、今日見学したのは東側のみで、西側はツアーに参加しないと入れません。今日は時間もなかったし十分お墓は堪能したので見送りましたが、西側の方がもっと見所があるらしいので、いつか行ってみなくっちゃ。



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