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9月29日の土曜日、ドイツ在住のブログ仲間さんと英国在住のお従姉妹さんと一緒に、日帰りドライブでケントに行って来ました。交通渋滞で苦労しながら100マイル運転してくれたトーチャンに感謝。


こんなお天気の良い週末はどこか遊びに行きたいと思っても、こんなに遠くまではまず行かないでしょうから、お客様のご案内という目的があると、自分たちも日帰り旅行が楽しめて得した気分です。


2箇所回ったのですが、


1まずはチャートウェルChartwellというナショナル・トラスト管理のお屋敷へ。


ここはチャーチル首相が1922年に購入し、1965年に亡くなるまで住んでいた所で、1946年にナショナル・トラストに寄付され、彼の死去の翌年に一般公開になってます(入場料は11.5ポンド)。内部は写真禁止ですが、もちろん全てそのまま残ってて、生きてる時から将来は博物館になるのはわかっていたわけですから、まるで絵に描いたような理想的な洒落た暮らしぶりで、彼が描いた油絵も家中の壁にたくさん掛けられてます。プロ並みの腕前とはちと言い難いですが、熱心なアマチュア画家だったチャーチルは敷地内にアトリエも持っていて、そこも見学できます。


チューリップ赤広大なイングリッシュ・ガーデン、バラ園、野菜畑等、典型的なお金持ちのカントリーハウスは、明るい太陽の下では素晴らしさが更に増して、とても楽しめました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

今はアヒルや白鳥が水浴びしてる池は、チャーチルが作らせたスイミング・プール。右はクロッケーcroquetというスポーツ用の芝生。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

ここのレストランでランチを済ませ、車で20分ほどのヒーヴァー・カッスルに向かいましょう


車 DASH!DASH!

2700年前に建てられたHever Castleの売り物は、ここがアン・ブーリンの実家だということ。


ヘンリー8世の二人目の妻でありエリザベス1世の母親であったアンがロンドン塔で処刑さえるまで女王の座にあったのは僅か千日ですが、彼女と結婚するために国王はローマのカトリック教会と縁を切ったわけですから、英国史上極めて重要な人物で、彼女が夫に捨てられるのがテーマでアンナ・ボレーナというオペラにもなってます。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

すっかり秋の風情のイギリス、すでにツタも真っ赤もみじ

内部は写真禁止ですが、約100年前にアメリカ出身の有名な実業家一族のアスター家によって大改装されてもアンの時代のスタイルは保たれてて、チューダー風で統一されて麗しいです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    

        London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
お城のホームページ(→こちら )でご覧の通り、敷地内に100年程前に作られたチューダー風建物は高級ホテルでもあり、結婚式やパーティにも利用されてます。


指輪今日も結婚式をやっていて、ゲストが宴会してる間に、お嫁さんがちょいと太目の新婚カップルがお庭のあちこちで記念撮影してました。

商業的にも結構大規模なヒーヴァー城ですが(入場料は14.5ポンド)、素晴らしいのは、広いイタリアンなお庭で、アスター一族がイタリアから持ち帰った質の高い古代ローマの像が特に気に入りました。


トーピアリーや迷路などもあって(下手すると濡れてしまう珍しい水迷路もあせる)、イングリッシュガーデンとは又ちがう魅力。 



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

                       これがwater maze波



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)





     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


商売熱心なこのお城、色んなイベントが開かれるようですが、この日は子供のトライアスロン走る人自転車波をやってました。オリンピックに影響されて今や国民総スポーツマンにならなくちゃという強迫観念すらあるのですが、子供までがこんなハードなスポーツするなんて知りませんでした。この日のイベントも多数のグループに分かれて、すごく沢山の少年少女が参加してました。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  

色んな年齢の子がいましたが、一番小さい子は6、7歳でしょうか。ウエットスーツまで着込んでいでたちは本格的ですが、池の中で入った途端に浮き袋にしがみつく子や、泣きベソかきながら自転車から降りてた子もいましたショック!

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ビルチャートウェルもヒーヴァー城も実は10年以上前に訪れたことがあり、その時はチャートウェルの方が印象的だったのですが、今回再び行ってみたら、イギリス風とイタリア風が混じったヒーヴァー城の方が気に入りました。こちらの方が規模も大きいですしね。


ジーチャン(トーチャンのトーチャン)が生きてた時は家族であちこちイギリス国内旅行してたのに、今ではめっきり減ってしまったのですが、トーチャンも私も元気なうちに又あちこち見学して再ディスカバー英国!してみたいものです。なにも、高いマナーハウスに泊まらなくても、素晴らしい歴史的なお屋敷がたくさんあるんですもの。




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