<10th July Wed>

指輪ネトコちゃん(ロシア人ソプラノのアンナ・ネトレプコ)が婚約! お相手は、3月に交際開始したアゼルバイジャン人Yusif Eyvazov (37才)。聞いたことないテノール君ですが、ルックスは難でも歌は上手だといいなあ。しかし、子供できたらROH来シーズン又キャンセルかもね。自閉症の息子を抱えるネトコちゃんはもう子供はいらないとこないだまで言ってたけど、彼女が幸せになれるのなら産んで下さいね。

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7月2日、2泊のチューリッヒ滞在の真ん中の空いてる日は日帰りで首都ベルンBernに行きました。


電車で一時間なので簡単に行けますが、物価の高いスイスのこと、電車代も往復で98スイスフランもしました。


前日、着物でオペラに行った時はとてもお天気が良かったので夜遅くまで薄物の着物だけで外歩いていても大丈夫だったんですが、この日は朝からあいにくの冷たい雨雨しょぼん

ご一緒したPrimroseさんがベルン観光について色々調べて下さったのに、グルテン山とバラ園から街を見下ろす案をギブアップしたのは残念でしたが、街全体が世界遺産である典雅な古都と、対照的なモダン・アートのギャラリーを楽しめました。


まず バスで向かったのはパウル・クレー・センターZentrum Paul Klee(→こちら )で、半生をベルンで過ごした画家クレーの作品を集めた美術館ですが、超有名建築家レンゾ・ピアノ設計により9年前建設された建物自体はそれだけでも見応え充分。


    

カマボコ型のメタルとガラスの建物、ここからだと一つしか見えませんが、実は模型写真の通り、3つあるんです。微妙に形が違い、後ろの方は低くなってて土に溶け込むコンセプトです。



   

内部は明るくて広々してて良い感じですが、特別展スペースの凝った木目の床も少~しカーブしてたりしてやけにお金が掛かってるに違いなくて、おそらく税金の無駄使いと批判されてるのではないかしらね。 中心から離れてて不便なせいかガラガラだったし・・。



   

アート大きなアートクラス部屋が3つもありましたが、子供が3、4人絵描きしてただけで、充分活用されてるようにはみえなくて、勿体ない・・。



地下には立派なイベントホールもあり、コンサートやトークが行われるようです。


イベントがない時は閉鎖されているんですが、受付のおねえさんが「頼めば開けてくれるかもしれないわよ」と言ったので、「じゃあ、見せて頂戴」、と頼んだら、本当に案内してくれましたよ。

遥か日本から来たと思ったんでしょうか、案内してくれたおじさんは「君たち、英語できるかな?」と心配そうでしたが、楽屋まで見せてくれて、コンサートホール通いしてる私たちにとっては興味深かったです。



   



    


クレー展示スペースも当然たっぷりし過ぎるくらいのだだっ広さ。クレー作品をたくさん所有してる割には少ししか飾られてなくて、きっとしょっちゅう入れ替えるのでしょうが、このクレー部屋と上の特別展部屋で入場料が20スイスフランもするのは、ちょっと割高感あり。

でも、去年テート・モダンのクレー展を見逃してしまったので、ここで観られてよかった。


    

あ、この「3つの山」の絵にインスピレーションを受けて、この形の建物になったのでしょうか?


                       

   

隣にはミシュラン星付きのレストランも併設されてますが、すんごくお高いので、このセルフサービスのカフェでスープとパンで軽くランチ。


バスDASH!

    

バスで行ったクマクマ園からの景色ですが、ベルンの名前の由来となった熊さんが不貞腐れて橋の下で寝そべってます。こんなお天気じゃあ人も来ないしねぇ。



   


ベルンの特徴は延々と続くアーケードで、全長6キロもあるんだそうですよ。たしかに中心部の建物は全てアーケードがあって、雨に濡れなくて助かりました。

    

醜いものがまるでない整然とした通りが平行して何本か走ってて、日本からの観光客がもしヨーロッパで初めて訪れるのがベルンだったら、感激するに違いないです。石畳は雨で濡れてると更に雰囲気出ますしね。

    

有名な時計塔、時間がなるとクマさんたちが動きます。

     

あちこちには飲料水の噴水もあり、ここにもクマさんが。噴水はチューリッヒにもたくさんありましたが、美味しい水がほどよく冷えててありがたい存在です。



   
広場に噴水があるのは連邦政府。雨の日に噴水はぱっとしませんけどね。


大聖堂の内部は撮影禁止でしたが、ヨーロッパのあちこちでこんなのをたくさん見てる私たちにとってはどうってことないので、写真撮ってもいいですよと言われても撮らなかったかも。

    

ナイフとフォーク早目に夕食食べてからチューリッヒに戻りましょう。

駅の近くの日本語メニュもあるベタに観光客向けのお店で溶けチーズのスイス名物ラクレットを頂きました。


「アインシュタインの家」というのもあるのですが、そういうのはトーチャンと行く時のためにとっておきましょう。 って、実はベルンにはトーチャンと30年前に行ったことがあるのですが、ほとんど覚えてないわ。


というわけで、お天気は残念でしたが、負け惜しみじゃなくて石畳は濡れてる方が風情があるので、素晴らしいベルン観光ができました。



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