12月のトロバトーレのキャスト変更(アラーニャ降板)が9月29日にROHのサイトで発表されましたが(→こちら)、その中で(下の赤字部分)、「切符保有者には代役決定したらオプション付でメールで連絡します」、って書いてあったので、「おお、代役によっては切符代返してもらえるのかしら。それは良心的配慮爆笑」、と思って待ってたんですが、なんと、10日も前にこっそり発表してるじゃないですか(→こちらおーっ!。 いまだにメールは頂いてませんけどねイラッ

 

French-Sicilian tenor Roberto Alagna has been forced to withdraw from singing the role of Manrico in The Royal Opera's production of Verdi's Il trovatore on 4, 7, 10, 13 and 16 December 2016, as he has to undergo sinus surgery at the end of November.

His replacement for the role will be announced in due course and ticket holders will be contacted via email with details of options open to them.

 

で、今よく見たら、その下に切符についてはTerms and Conditions of Sale(→こちら)を読めと書いてあるのですが、こんな一行、その時に付いてたかなあ・・?ショック    

 

それによると(以下抜粋)、「キャンセルや重大な変更がない限り、切符は払い戻ししません。歌手変更は重大な変更とはみなしません」ですって。 そんなら、紛らわしい言い方すんなパンチ!

 

1.1.   Tickets cannot be refunded except on the cancellation or substantial alteration of the performance, or unless exchanged or re-sold by the Box Office subject to conditions shown below.

1.2    A change of cast shall not constitute a substantial alteration.

 

とは言ってみたものの、まあ、そりゃそうだよね。 歌手がキャンセルする度に払い戻ししてたらオペラハウスはしょっちゅう大損だ。 私が知る限り今までROHでお金返してくれたのは(厳密にはバウチャーですが)、ドミンゴ先生がタメルラーノをキャンセルした時に3割返してくれたのと、4年前にトーマス・アレンがコジ・ファン・トゥッテをドタキャンした時、すでに座ってる観客に「いま席を立ったらバウチャー差し上げます」と言う珍事(→こちら)の2回だけよ。

 

歌手変更は覚悟の上で切符買うのはオペラファンの宿命というか悲劇なのは嫌というほどわかっているので(これで何度泣いたことかしょぼん)、今回も決して文句言いませんが(遠くにお住まいの方にはご同情申し上げます)、

 

それにしても、えーっ、こんな人しかいなかったのぉブーハートブレイク 、というくらい代役が格下なのががっかり・・ガーン

 

ウズベキスタン人の Najmiddin Mavlyanov  (4, 7, 10 and 13 December) とイタリア人の Stefano Secco (16 December)の二人ですが、

 

ステファノ・セッコは2007年にヴィラゾンの代役で「愛の妙薬」に出た時はなかなか良かったので(→こちら)、最近は大した所では歌ってないので成長しなかったようだとは言え、そんなに落胆してませんが、もう一人のマヴラノフ(って読むのかしら?)、youtubeでいくつか聴いてみたら、硬くて不快な声・・ゲロー。 

 

ああ、やだ、やだ・・えーん。 でも、女性陣は素晴らしい筈なので行かないわけにはいかないし(→こちら)。

 

しかし、ROHサイトのコメントで「アラーニャがキャンセルしたのは、この前のプレミエでプロダクションを観たからじゃないのか?」、って書いてる人がいるけど、私も実はそう思っているくらいひどいプロダクションなのが問題なんです。特にテノールの囚人服みたいな衣装がね(→こちらムキー

 


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