<14th Mar Tue>

仕事はオフ。 治りかけてる風邪がまた悪化したら嫌ですから、夕方まで家でのんびりしてブログ書き。夜はバービカンにアンドレアス・ショルを聴きに行きますけど。

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3月5日(日)晴れ

ピッカピカの晴天で風も無し(翌日から嵐が近づいて風が吹き始めます)。今日は滞在しているヴァレッタ観光ですが、まずは航空写真でおわかりのように全体が要塞である世界遺産の街の先っぽにある聖エルモ砦Fort St Elmoに行ってみましょう。

 

小さな街なので徒歩で簡単に回れるヴァレッタ、通りの突き当たりに見えるのが聖エルモ砦で、今は戦争博物館。 地中海の要所に位置するマルタ島が大昔から時の覇者に征服され続けた悲しい歴史が主にパネルで展示されてます。1565年のオスマントルコ軍との大包囲戦がマルタの歴史の一番のハイライト。

   

 

 

 

 

この時間に砦に来たのは日曜の朝に開催されるマルタ騎士団のセレモニー見学のため。観光の売り物であるマルタ騎士団とは、12、3世紀に聖地エルサレム奪回に失敗した十字軍騎士が流れ流れてマルタに落ち着いた落ち武者で、キリスト教にも十字軍にも興味のない私は知りませんでしたが、今でもチャリティ団体として数カ国に存在するそうです。 昔ながらの謁見場面をイタリア語で再現するカラフルな45分のイベントでした。

 

 

    

 

    

 

 

   

      

向こう側にも砦のある砦からの眺めも素晴らしいですが、よく似た感じの見晴らし台のあるガーデンが2箇所(上部バラッカ庭園と下部バラッカ庭園)にあるので行ってみましょう。

 

まずはLower Barracca Garden。ギリシャ神殿は19世紀のものですが、お庭はこっちの方が綺麗。景観は地味ですがすぐ外には第二次世界大戦の慰霊鐘Siege Bell War Memorial

現女王様は戴冠前の新婚時代に英領だったマルタ島で海軍士官の新妻として過ごした数年間が一番幸せだったと仰っておられるそうです。

 

 

 

こちらは華やかなUpper Barracca Garden。 時間がなくてどちらかしか行けないのであれば、 グランド・ハーバーの眺めが素晴らしいこっちがお勧め。

豪華なヨットがたくさん停泊してます。後日船でいくつか湾を回るクルーズに参加しようと思ったのですが、嵐のために叶わず。

 

 

 

  今日の猫ちゃんはガーデンで日向ぼっこ。

 

昨晩一番美しかった首相官邸

 マルタ騎士団が建てた豪華絢爛キンキラキンな聖ヨハネ大聖堂。今日は日曜ミサなので観光客は入れませんが、後日行きます。 でっかいカラバッショの絵もあるのよ。

   

ショートケーキコーヒーホテルで朝食をどっさり食べたのでランチ抜きですが、お茶で休憩。昨夜ウサギを食べたお店はケーキが美味しかったので又そこにして、今日は外のテラス。

 

マルタのもう一つの売り物は先史時代の神殿遺跡群。後日実際にその一つに行くのですが、大切なモノはこの国立考古学博物館に展示されてます。

    

↓ 一番有名なマルタのビーナスは小さいけど、おデブさんの女性たちの像はサイズ様々。

 

 

信仰深いマルタには立派な聖堂がたくさんあるのですが、今日はどこで夕陽を眺めるのがいいかしらと迷いながらあちこち徘徊してるうちに、あら残念、雲っちゃったくもり

 

どこも絵になる石の街ヴァレッタは美しいけど、そろそろ違う雰囲気も味わいたいし、レストランもたくさんありそうな対岸のモダンな街スリーマに4時15分発のフェリーで行ってみましょう。 数分で着くフェリーは30分おきで片道1.5ユーロ(私たちはシニア割引で0.5ユーロ)。

 

スリーマから眺めるヴァレッタは美しくて写真を一杯撮ってしまい、まだ選択できてないので、それは又あらためて。 

 


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