<26 Mar Sun>晴れ

晴天の日曜日、夏時間が始って一気に日も長くなってすっかり夏気分。今日は母の日なので夕方からムスメのフラットにおよばれですが、その前にマルタ観光記を続けます。

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3月6日(月)、観光船でのゴゾ島とコミノ島に一日ツアーの後はハイライトの一つであるオペラ鑑賞で、マヌエル劇場Teatru Manoel (→こちら)に行きました。 隣がヴァレッタの象徴とも言える大きなドームの教会で、月曜の夜なのにミサやってました。本当に信仰深い国民です。

 

 

        

マルタ騎士団長がお金を出して1731年に建てられたヨーロッパで3番目の古い劇場で、1737年のナポリのサンカルロ歌劇場(2011年5月に行きました→こちら)と同時代。 雰囲気はクラシックでもちゃんとメンテされていて美しく、客席約500でこじんまりして理想的なサイズな素敵な劇場です。 当初からオペラだけではなくお芝居等もやってたそうですが、昔はオペラもたくさん上演しただろうに勿論今ではごく稀にしかやらず、この時期に行くことにしたのもそれに合わせたからです。 

因みに、マルタ島出身の有名オペラ歌手、ジョセフ・カレヤもちょっと前にここでリサイタルやったそうで大盛況だったに違いないですが、彼は典型的なマルタ顔クマだというのがよくわかりましたにひひ。あんな顔の男がうじょうじょ歩いてたので(はい、美男子は少ないですむっ)。 

 

中心広場に近い良いロケーションですが(宿泊施設もあるようですよ→こちら)、狭い通りに面してて、中に入るとロビーらしきスペースもなく、ほぼいきなりオーディトリアム。 ドリンクするバーもなく、ぎりぎりまで中に入れてもらえないし、オペラ鑑賞の合間に優雅な気分になれないのは残念。 見るべきものは他になさそうなので私たちは見学ツアーには行きませんでしたが、5ユーロで録音を自分で聞きながら回るらしいツアー、マルタにいらしたら是非どうぞ。

かなり隅っこですが最前列で45ユーロ。 開演前にオケのフルート奏者でイギリス人に違いない女性がオペラについて説明してくれました。字幕無しとHPには書いてありましたが、マルタ語と英語を並べた字幕もちゃんと出ました。 マルタ語はどこでもアルファベット表示ですが、ヨーロッパのどこの言語とも全く違い、アラブ語の変種らしいです。

 

 

 

       

観たのはモーツァルトの「フィガロの結婚」。 それはあらためて書きますが、まあ期待通りだったかな。でも、また一つ初めてのオペラハウスに行けて、渋いけど優雅で華やかで美しかったので、大満足チョキ

 


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