3月7日(火) 嵐台風                   カメラ小さい写真はクリックで拡大

 

嵐と言っても、写真でご覧のように晴れ間もあったし雨も降ったけど、凄かったのは主に風で、強風と突風に吹き飛ばされそうになりながら、城砦に囲まれたかつての首都イムディーナMdinaを観光。 城壁の外がローマンヴィラのあるラバトです。 ゴゾ島のチタデルと城壁街というコンセプトは同じですが、イムディーナの方がスケールも美しさも数倍。3つあるゲートの中でもっとも華麗な門から入りましょう。

 

十字軍の落ち武者の影響の強いマルタは熱心なカトリック教徒の国で、街の中心でひときわ目立つのは聖パウロ大聖堂。 起源は4世紀起源、9世紀にイスラム教支配下で破壊され、13世紀に再建、17世紀終わりに地震で崩壊の後に再建された明るい雰囲気で、モザイクの床が特徴。

 

    

 

   

 

車がなければまるで映画のセットのように美しいのでしょうが、実際に人が住んでる街ですから仕方ないですね。   

↑  曇って灰色になった雰囲気もしっとり素敵ですが、

↓  雨雨が降っ石畳が濡れると更に中世っぽくなって、ベージュの石の建物が美しいですね。

      

 

ヴァレッタに首都が移ってから住民が減って「静寂の街」と呼ばれているそうですが、この日はヒュルヒュルゴーゴーという風の音が狭い通りを吹き抜けて肌寒かったこと台風DASH!

   

朝ホテルを出る時は晴れて暖かかったので、トーチャンはワイシャツとジャケットだけという薄着で傘も持たず。やせ我慢して一度も寒いとは言わなかったけど、馬鹿なやっちゃ滝汗

 

ザーッと雨が降る度に屋内に避難しなくてはならず、大聖堂以外で入れる所を探しながら歩いた中、このパラッツォには必要以上に長居しました。中世の騎士とお姫様が今にも出てきそうなこの中庭、素敵でしょ?

 

      

カップケーキコーヒー雨宿りにはカフェが最適。今日もランチ抜きでしたが、そろそろお腹が空いたのでケーキとお茶。

      

いよいよ雨が激しくなってきたときは、興味ないけどイムディーナについての有料映像も観ました。上演時間を待つ間に食べたのが、「ハニーリング」という、はちみつにオレンジピールやシナモン、ナツメグ等のスパイスを加えたペーストをクッキー生地に包んで輪にして焼き上げたマルタ名物の焼き菓子ロールケーキ。 あちこちで売ってたけど中にたっぷり入ったアンコがいかにも甘そうで敬遠してたのですが、食べてみたら、「あら、美味しい。甘過ぎずスパイスが効いて独特の味」、と気に入りました。 ロンドンでも探したらあるかしら?

      

周辺を見下ろす場所もいくつかありそうですが、風で城壁の外に吹き飛ばされそうなので私は怖くて近寄れませんでした。

夕方になって観光客が更に減り、まるでゴーストタウン。 やってるレストランなんてあるのかしら? 

あっ、あった!、と最初に目に付いた「バッカス」というお店に入ってみたら客はゼロ。でも、ここでいいわ、雰囲気悪くないし。 後から知ったのですが、ここは悪くないどころか街で一番大きなお店で、外のテラスや結婚式の披露宴をする大きな部屋もあるそうです。ラッキー!

 

     

白ワイン鍋徐々に他のお客さんたちもなんとなく恐る恐るも入ってきて(英語圏からの中年カップルばかり)、私たちがいたエリアはほぼ満席になりました。マルタ最後の夜だし地元の白ワインをボトルで頂ましょう。

私はフィッシュスープとリゾット、トーチャンは野菜の天ぷらとポーク、デザートはケーキとアイスクリーム。全て美味しかったです。

 

      

 

        

 

  

                    トーチャンの顔は日に焼けて真っ赤。

夜のイムディーナを見るためにここで食事したわけですから、寒さに凍えながら風の中を歩きますとも。ほの暗い感じがロマンチック。夏の夕涼みの方が良いでしょうけど。

 

         

大聖堂も門もライトアップされて綺麗! どこもよく手入れされたイムディーナは美しい街でした。

来る時はヴァレッタから路線バスで40分掛かりましたが、帰りは乗客は私たちだけでバス停にも全く止まらなかったので15分で帰れました。

 

星空ヴァレッタ最後の夜ですから、夜景徒歩ツアーに行きましょう。こないだお昼に来たアッパー・バラッカ・ガーデン、この寒さですから誰もいませんでしたが、治安の良いマルタですから危険な感じはありません。

    

 

    

私はこの後ホテルのプールでしっかり泳ぎ、嵐にめげずに頑張った充実の一日が終わりました。 翌日の夕方ロンドンに戻ります。

 


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