<16th Apr Sun>

イースター4連休の最初の二日間は外出せずに家でプチ断捨離に励み、ジーンズ洋服は「これ以上は痩せない」という前提にして感情が入る余地を失くしたら、モノが捨てられない私でも簡単に選べて気分すっきり。 捨てモードのスイッチ入ったら他のモノもついでに沢山始末できました。

このままもっと徹底的に片付けたいのですが、ずっと家にいるのナンですから、今日はトーチャンとバービカンに行きました。 バービカン・プラスという上のクラスのメンバーの私はここのアート・ギャラリーにはゲスト分も含めて無料で入り放題なので、まずThe Japanese House: Architecture and Life after 1945という評判上々の展示会(→こちら)にトーチャンを放り込み(私は既に見学済み)、自分はすぐ近くのジムで水泳。休日は空いてるかと思いきや、これがえらく混んでたけど。

その後、午後3時からバービカンのバウチャーを使うために「The Handmaiden」という韓国映画を二人で鑑賞。 1930年の日本統治時代の朝鮮が舞台の「お嬢さん」というチンケな邦題のこの映画(「小間使い」であるべきでしょうに)、日本人の目で見ると変なことも多いでしょうけど、ここでは軒並み5ツ星評価されてるのが納得できる面白さで、楽しめました。

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私が沢山切符を買ってるバービカン、不要な切符はバウチャーにしてくれるのは助かるのですが期限が半年しかなくいつも始末に困るのでなるべく避けたいところ。 それにはリターンという方法があるわけですが、例えずっと完売のパフォーマンスや映画でも当日にならないと再販売してくれないという売り手のも買い手にも不親切な対応なのが大いに不満ですプンプン。 なのでついリターンしても売れずに丸損するかもという不安を避けるためにバウチャーにする場合が多いのですが、これはどうしようかなあと思案に暮れてる切符が手元にあります。友人のために私のメンバー割引を使って買ったものの止むを得ない事情でその人が行けなくなった切符ですが、

 

なんと、あの、髪が薄くなってきたとは言え美貌が売り物の恋の矢(演技も上手らしい)、ジュード・ロー主演Obsessionという芝居で(→こちら、イタリア映画の鬼才監督ルキノ・ヴィスコンティの有名な初期の「郵便配達は二度ベルを鳴らす」です。

4月28日、前から3列目でジュード・ローを見たい方は切符買って下さ~い! エッチなシーンもあるそうですよにひひ  

メンバーでないと60ポンドですが、メンバー2割引で48ポンドとお得ですよ~。 私はお芝居には興味ないし、その翌日から旅行なので余裕がなさそうなんです。 当日にリターン切符を狙う人の列で直接「これ、どう?」と売りつければ確実なんでしょうが、そこにわざわざ行くのも面倒臭いし、そこまで行くのなら自分で観ちゃおうかなってことになり、それで芝居にもはまった日には大変なことになり・・・ショック!

 

という事情で、このお得な切符をご希望の方は以下の椿姫ロンドンにメール下さいませ。

         tsubakihimelondon  あっとまーく co どっと jp

(追記: 赤の他人に譲るくらいなら自分で行こうと思ってましたが、知り合いで行って下さる方が見つかりましたので、めでたしめでたし)

 

さて、困った切符ということでは、お目当ての人が出なくなった場合はビミョウなんですが、今日その対応について面食らったことがあり、何かのお役に立てるかもしれないので書いておきます。

5月16日のヘンデルの「アリオダンテ」(→こちら)のコンサート・オペラに出る予定だったジョイス・ディドナートがキャンセルしたのです(代役はアリス・クート)。 私はディドナートが目的ではないので迷わず行きますが、私が切符を買った友人たちはディドナートが出ないのなら行かないかもしれないわけで、今日バービカンに行ったついでにどういう対応をしてくれるのかボックス・オフィスで尋ねてみました。

これまで大物歌手がキャンセルした場合、お知らせメールに「これで行く気が失せた方には返金します」と書いてあったことも何度かあるのですが今回はそうではなかったので、2月に出たカウフマンだったらいざ知らず、ディドナートくらいのクラスではそういう対応はしてもらえないのかなと諦め半分。でも、最初に相手してくれたボックス・オフィスのお姐さんは「全額返すわよ」、とあっさり言ったので、その旨友人たちに連絡グッド!。 ジムに行ってる間に彼女たちから「ディドナートが出ないなら行かない」という返事があったので、映画が始まる前に又ボックス・オフィスに行き、お金返して頂戴と頼んだところ、違うお姐さんがいて「そんな対応するって聞いてないわ。 ほら、係員用のサイトにも’コンサートがキャンセルになったわけではないので返金はせず、バウチャーで対応。但し、手数料は免除’って書いてあるし。」、と素っ気無くアセアセ。 映画の時間が迫ってたのでそこはそれで切り上げ、映画が終わった後の3度目のボックス・オフィスで「どっちが本当じゃい?!ムキーッ」、と食って掛かったら、爽やかな係のお兄さんは「バウチャーを薦めるけど、それじゃあ嫌だと言う人にはマネージャーの裁量で返金します。マネージャーに今決めてもらいましょうか?」とその場で電話してくれて、承諾を得ました。

 

人によって言うことが違うという、この国ではよくあることですが、これまでも最初は駄目って言われたけど粘ってお金返してもらったこともあり、要するに言った者勝ちですから、皆様も駄目元で言ってみて、必要であれば違う相手で試してみましょう。

 

それにしても、ロンドンの劇場における不要切符の取り扱いはどこも一長一短で、例えば、ROHはリターンしたら割とすぐにオンラインで売ってくれるけどバウチャーにはしてくれないし、Wigmore Hallは期限無しのクレジットにしてくれるけど2週間前に切符戻さなくちゃいけないし・・。 切符については買う時も含め悩むことが多くて嫌になります。

 


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