<30th June Fri>

今週はほぼフル出勤だったけど、今日だけ午後休めたので一人で映画館へ行き、日本語版英語字幕付がイギリスで公開されてる「この世界の片隅で In This Corner of the Worldを観ました。日本人観客は私だけ。主人公は私の母親の年代だし、私だって戦後僅か数年で生まれてるわけで、しかも私は38年前に日本を離れて最近の状況は里帰りで見てはいるけど、やはり覚えているのは大昔のノルタルジー溢れる光景なのでしょうね、懐かしさで一杯になりました。例えば、私が小さい頃はお釜でご飯炊いてお櫃に移してましたもんね。あ~あ、私も長生きしたものです(ここまで無事に生きてこられてラッキーという意味です)。

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6月9日に遠出して観た真夏の夜の夢 A Midsummer Night's Dreamはオルデバラ・フェスティバルがスネイプ・モルティングズに移転した年に上演したオペラで(年に一演目だけ)、しかもちょうど50年ということで、今回は記念に新プロダクションでお祝いということのようです。

 

       

 

そんな大事なイベント、コケたらがっかりですが、プロダクションもパフォーマンスもレビューは上々。私たちが行ったのは初日でしたが、素晴らしいお天気で気を良くしてた観客にとって更に盛り上がる結果になり、めでたし、めでたしチョキ

2度目のインターバルでホールの外に広がる葦の湿地帯にぽっかり浮かんだ美しい満月を愛でたばかりだったので(→こちら)、舞台の上のお月様も更に美しく見えました満月

セットはほとんどなくてほぼ映像だけのプロダクションで、私は映像を使い過ぎるのは好きではないのですが、これは森の雰囲気がよく出てる美しい映像でなかなか良かったです。 去年のグラインドボーンの素晴らしいプロダクションには及びませんけどね(→こちら)。

妖精の王様はイエスティン君。6年前にやった校長先生に読み替えたENOのグレーでつまらないプロダクション(→こちら)より勿論この白子のオベロンは素敵。

帰宅したのが午前1時半過ぎで、それからトーチャンと二人で撮った300枚以上のカーテンコール写真の中から数枚選んでイエスティン君に送ってあげたら3時過ぎ。 「初日に来てね」ってことはそういうことでしょうから、眠かったけど頑張りましたよロボット

その中で彼が気に入ったのはトーチャンが撮ったこの淋しげな表情の一枚で、FBやTwitterにすぐ採用してくれました。他の人が拍手浴びてる時のこんな顔を撮ってくれたトーチャンはさすが拍手

 

  

  

 

   

妖精の女王様のソフィー・ビーヴァンとボトムズ役のマシュー・ローズは上手であっても聞き飽きてるので退屈だったけど、人間の二組の恋人たちはフレッシュで楽しめました。テノールにしては格好良い眼鏡のニック・プリチャードはちょっと前にどっかで観て気に入った筈なのに思い出せないので検索したら、そうそう、レスリー・ガレットと共演したトイレが舞台の新作Pleasureだったわ。

 

いつもは身支度が素早いイエスティン君だけど、白メーキャップを落とすのに時間が掛かったようで、長い間待ちましたが、今日はカメラマンも連れてるし、レイネさんと3人で良い写真が撮れました。

 

ということで、着物で過ごした長~い一日でしたが、ブリテンの家の見学も見応えあったし(→こちら、オペラも良かったし、大満足のオルデバラ詣ででしたラブラブ

 

充実してた6月はもう一つオペラ・フェスティバルに行ったのですが、次のネタはそれにしようかな。

 


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