先々週末のパリの観光ハイライト。           カメラ小さい写真はクリックで拡大します。

 

10月15日は午後2時半からバスチーユ・オペラでメリー・ウィドウを観るのですが、その前に野外観光しましょう。前日同様、雲ひとつない晴天でしたしね。

てことで、私が今まで行った中で世界中で一番ロマンチックだと思う場所を再訪。パリの東にあって地下鉄で簡単に行けるペール・ラシェーズ墓地Cimetière du Père-Lachaise。

 

1979年6月にロンドンに着いて、10月にパリに留学してた幼馴染を訪ねて遊びに行った時に彼女が連れてってくれたのですが、「うわっ、こんな所でプロポーズされたらイチコロだわ」、と感激しました。「僕と一緒のお墓に入ってくれませんか?指輪」、ってこれ以上の真剣で甘い告白はないでしょ? 

今回は夏みたいに暑くて明るい雰囲気だったのでイメージ狂っちゃいましたが、そのペール・ラシェーズ墓地、38年前の10月1日に訪れた時は曇り空で枯葉で埋まるおセンチな秋だったのです。 トーチャンがデジタル化してくれた古い写真があります。

    

 

 

但し、「いいわよ、同じお墓に入ったげる口紅」、とプロポーズを受け入れてくれても、有名人がたくさん眠るこのペール・ラシェーズは普通の人は埋めてもらえないでしょう。

だって、埋葬者のリストは、ウィキぺディアでご覧の通り、まさにキラ星の如くキラキラこちら

 

    

入り口には名簿と位置を示すパネルはあるんだけど、きっと置いてあるだろうと期待した位置を示すマップがなかったし、有名人だからと言って特に墓標にマークしてあるわけでもないので、目指すお墓を探すのはメチャ困難。 時折パンフレット持って見学してた人もいるのでどこかには売ってるんでしょうけどね。ここにいらっしゃる方は是非入手してから訪れてください。私は実は来年1月に又パリに行く予定で、又ここに来るかも知れず、その場合はなんとか探すか或いはこの写真をプリントして持ち歩くことにします。

 

で、今回はイルトロバトーレさんと(→こちら)、エディット・ピアフショパンに的を絞り、入り口で写真撮ったパネルを頼りに探し回りましたが、広い敷地(43ヘクタール)は迷路なので、うんと近くまで来てても見つけるのは容易ではありませんでした。 意地でなんとかたどり着けましたが、この二人がおそらく一番人気のようで、人だかりしてたのも助けになりました。

 

エディット・ピアフ(真ん中)

 

    

あらあら、38年の間に随分汚れてしまいましたね、ショパンさん。

 

世界一美しい墓地に決まってるし有名人じゃなくても趣あるユニークなお墓がずらっと並んでいる様は時を超えこの世とあの世にまたがる別世界、パリでは私のお勧めの観光地(?)です。 私たちは午前中しかなかったので急ぎ足で全部はとても回れませんでしたが、一つ一つお墓に見惚れるだけで丸一日過ごせます。 もう少し小さいモンマルトル墓地にも行ったことがあり、そこも素敵で著名人も多いですが、ペール・ラシェーズの勝ちです。 お墓を比べるのも悪趣味ですが。

 

 

 

    

この後バスチーユのオペラに行くのですが、ホテルには寄らずにロンドンに戻るので、暑いけど全部着込んで。