2月11日、バービカン・シアターでPluto プルートゥを観ました。 誘って下さったAさんと着物でご一緒。

 

寒かったので羽織にしようねって打ち合わせましたが、手持ちが少ないしチグハグになっちゃいましたね。

バラの柄で真っ赤な粋で華やかなAさんに比べ、私はやたら地味だけど、この頂き物の羽織を初めて着られてハッピー。流行後れの丈の短さは気にせず。濃紺の小紋は母のお下がり。

 

 

日本関連=着物イベントという単純な発想で気楽に予備知識もなく行ったわけですが(鉄腕アトムということだけは知ってた)、コンテンポラリー・ダンスだと思い込んでたら(だって、バービカンの宣伝文句にはシディ・ラルビ・シェルカウイという(私は知らんけど)有名な振付師が、とか書いてあるし→こちら)、ダンスがほんのちょっとだけあるお芝居でした。

人間とロボットという壮大なテーマは、ちょっと前に観た映画ブレードランナー2049と似てますが(映画には感動)、Plutoは棒読みの台詞(意図的にでしょうけど)をマイクロフォンでということで、まずめげてしまいました。

 

レビューは5ツ星から1ツ星まであって評価が分かれたのは原作を知ってるかどうかによるところが大きいでしょうが(まさか私ほど無知な批評家はいないでしょうけど)、全ての面で一生懸命工夫してるのは明らかなので、5ツ星とした人の気持ちもわかるし、気に入らない意見も理解できます(長過ぎてしつこかったし)。 

いや、そもそも芝居はほとんど観ない上に居眠りまでしてしまった私があれこれ言う資格はないですから、ご興味ある方は、ロンドンの日本人向けメディアの記事をご覧下さい。

 

見所→こちら

New Digest初日観賞記→ こちら (直前まで切符は結構余っていたのに、これを見て気付いた日本人が多かったのではないかと)

J News UK観賞記→こちら (写真もたくさん載ってます)。

     

↓ キャストはこちらですが、私が知ってたのは柄本明さんだけで、「森山未來って女の子?」という程の日本人芸能界音痴。大東さんは長身ハンサムで素敵だったけど。

  森山未來 アトム

  土屋太鳳 ウラン

  大東駿介 ゲジヒト

  吉見一豊 御茶ノ水博士

  吹越満 アブラー

  天馬博士 柄本明

 

深々と頭下げ過ぎだけどゲラゲラ日本人の礼儀正しさは伝わります。

 

予備知識が必要というのはオペラも同じですが、時間の余裕がなかったとは言え、もっと調べてから観たら深い楽しみ方が出来ただろうに勿体無いことをしたと反省ショック。でも、全8巻もあるという浦沢直樹原作漫画を読むのは無理だからぐすん、私にはハードルが高いと言うか、縁がなかったってことで・・。

 

これ程お芝居が苦手な私なのに、来月はなんとシェークスピアに行くのでちょっと心配。 ブリッジ・シアターという新しい劇場見学が主な目的ですが、少なくともジュリアス・シーザーのことはそこそこ知ってるからなんとかなるだろうか? (→こちらナイフ

ミュージカルなら大丈夫よね、万人向けだから。 ってんで、6月中旬開始で渡辺謙さんが出る王様と私を買いました(→こちらまじかるクラウン