<21st Mar Wed>

桜「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」と在原業平は詠みましたが、今の私はまさにそんな感じ。折角17年ぶりに日本でお花見が出来るかと楽しみにしてたのに、今年はやけに早く桜が咲いてしまったようで、果たして私が3月31日に着くまで咲いててくれるでしょうか? 仕事の関係でこの時期に行くのは難しいのを今年は特別に行かせてもらえることになったんですうよぉ。 東京はしばらく寒い日が続いて桜が満開になるのを遅らせてくれますように・・。

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3月17日(土)、朝時半から2時間以上雪が降り続け、「どーしよー、このまま続くと戻ってこられなくなるかもしれないから、行くの止めようかなあ・・ガーン」、と迷っていたら、降り止んだので、結局、我が家から2時間のブライトンに行ってきました。

 

Brighton & Hove日本語クラブのオープンデーでお琴の演奏をするためですが、いやー、そのイベントの規模の大きさにびっくり。

ブライトン中心部の小学校が会場でしたが、いくつかの教室でお習字や漫画似顔絵コーナー、小物や食べ物の売店もいくつかあったし、壁には子供たちの習字や作文が貼ってあり、メインホールでは剣道や空手や漫画を描くデモンストレーションなどもあり、盛会でした。可愛いハーフの少女たちもたくさんいて可愛かったし、ブライトンで国際結婚なさってる皆さんが協力して子供たちに日本語を教えて日本の文化を伝えようと頑張ってる姿は素晴らしかったです。 私たち母娘は日本語をあっさり捨ててお恥ずかしい限り。

 

    

 

   

私はメインゲスト扱いして頂いて、チラシに写真と名前まで載せて頂いたのですが、メインホールは売店もあって人がごった返し、目の前で子供が走り回りして、今までで最悪の演奏環境・・ショック!。マイクを使ったので音は聞えていたようですが、私自身がよく聞えないのでめげてしまい、開始が遅れたこともあって30分間の演奏時間を適当にカットしちゃいました。六段の調べ(八橋検校)、森の郭公(坂本勉作曲)、四季の小学唱歌(同)、みだれ(八橋検校)と、古典で新曲を挟みましたが、こういう所ではやっぱり和太鼓とか派手なのがいいんでしょうね。一年前にたくさんの小学生の前で弾いた時は静かに熱心に聞いてくれたこともあったので、ケースバイケースでしょうが。

    

でも、一応お琴の音は聞いてもらえたわけだし、頑張ってオーガナイズして下さった方にお目に掛かれたし、日本のお菓子も食べられたし、おまけに帯もお得に二本買えたので、良しとしましょう。 こういうことでもないと練習なんてしないしね。

 

   

着物の備忘録。琴演奏によく登場するこの訪問着、わかりやすい華やかさは良いのですが、サイズが大き過ぎて着付けにくいのが難点。 帯は実家から持って来た亀甲柄。