<6th Oct Sat>

昨夜はリール一泊旅行から戻るユーロスターが遅れたせいで、帰宅は夜の11時。 用事があるわけじゃないし、金曜日はオールナイト運行路線も多いのでどんなに遅くても大丈夫なのですが、遅れたのが50分ってのが口惜しいかも。だって、1時間以上だったら25%のバウチャーがもらえたのよっむかっ

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10月4日はロデリンダの新プロダクションの初日でしたが(→こちら)、誰もキャンセルせず、素晴らしいパフォーマンスでしたクラッカー それは又あらためて書きますが、実は今夜もヘンデル聴いたので(ハックニー・エンパイアでラダミスト)、脳ミソはヘンデル漬け。 

あー、でも明日からはワーグナーのリングの後半の苦行が待ってる・・ガーン

 

オペラ・リールOpéra de Lilleは、火事で消失した18世紀の歌劇場を復興すべく1907年に着工したが、第一次世界大戦でドイツに占領されて中断し、1923年にオープン。 20年前から大改修のために閉鎖されたが、2004年に再オープンしたネオ・クラシックの美しいオペラハウスです(→こちら)。

   

ロケーションも最高で、向いは証券取引所、隣は商工会議所というリールで一番有名な美しい建物に挟まれて、エレガントな一画をなしてます。 大広場グラン・プラスもすぐ近く。

 

   

夕陽もきれい、夜景もきれい。

    

たしか玄関ロビーには誰でも入れます。階段を上るとオペラ観賞の夢の世界への入り口。

   

外からは小さく見えたけど中は広々としてるし、白を基調としてどこもかしこも輝くように麗しいったら。

     

 

 

こんな美しい空間、折角ですから、オランダからいらしたレイネさんと着物で行きました。二人とも季節限定の菊の帯を締めたくて、それに合わせて着物を選んだら、今までで一番ちぐはぐな二人コーディネートになっちゃいましたが、シックな紬のレイネさんと娘時代のド派手なレインボー着物の私、「お互いに引き立て合うことができて、いいんじゃない、これも?」、ということにしましょう。

 

   

対照的な菊の帯二本。

うんと早く着いたので、静かなうちにあちこちで記念写真。撮ってくれる人見つけるのが難しかったけど。

 

天井画の優しい色合いも好き。

    

 

  

ロビーもこんなにゆったりしてるのに、唯一の欠点はトイレが極端に少ないことで、女性用は6つだけ。

1,038席の理想的な大きさで、意外とすっきりしてるけど、赤いベルベットがいかにもクラシックな歌劇場らしい雰囲気醸し出してます。 でも、観客の装いがえらくカジュアルなのが残念。字幕もフランス語のみ。

もっと残念なのは、私が行った中で最も美しい歌劇場なのに、オペラ上演があまりにも少ないことで、今シーズンは大人向けのまともなオペラは私たちが観たヘンデルのロデリンダと来年4、5月の魔笛だけ。パリやブリュッセルに近過ぎるので皆さんそっちへ行っちゃうから?

      

 

  

私たちの席は先月リターンでゲットした平土間の前から4列目の隅っこでしたが、50ユーロという信じられない安さ(一番高くても71ユーロ)。