<3rd Dec Mon>

西城秀樹さんが亡くなってから半年余り、私は毎日平均2時間くらいyoutube漁りで忙しく、生活に支障が出てるわね。いまだに新しい映像が毎日のように出てくるんですもの。デビュー当時からファンだったと言ってもイギリスに来てからはほとんど知らないわけで、多くの人のように彼の素晴らしさを今になって再発見よ。秀樹さんの著書「ありのままに」と奥様著の「蒼い空へ」も読んだ。明日放映される和服姿の奥様が出演の「徹子の部屋」、早く誰かyoutubeに投稿してくれますように・・。

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先月は驚異的な歌唱力のカウンターテナー、フランコ・ファジョーリが日本で予想通り大人気だったそうですが、そのフラちゃんがタイトルロールで盛り上がった10月26日のバービカンでのヘンデルのセルセ(→こちら)の翌日にその伴奏をした古楽オケのイル・ポモドーロの数人の演奏家とゲストヴァイオリン奏者によるコンサートがあったのでした。

 

場所は、バービカンの敷地内にあるセント・ジャイルズ=ウィズアウト=クリップルゲート St Giles-without-Cripplegate(→こちら

バービカンから池を隔ててしょっちゅう眺める英国国教会のチャーチですが、私の知る限りここでバービカン主催のコンサートをやるのは初めて。だから行ったわけですが、14世紀終わりに建てられて以来、1066年の大火を生き残り、第二次世界大戦の空爆で破壊されるも修復され今に至る歴史のある教会で、「失楽園」のミルトンが埋葬されているそうです。今でもちゃんと教会として機能してるので、ご興味あればミサに行ってみてはいかがでしょう。

 

 

 

トイレがないということは知ってたので、午後から飲み物を制限。バービカンまでひとっ走りすればいいんですが、面倒でしょ。 

 

自由席なので一番乗りで最前列に陣取ろうと40分も前に着いたのに、なんと既に半分くらい席が埋まってて、7、8列目くらいにしか座れなかったのが残念 。教会のコンサートは後ろに座ると音が響き過ぎることがあるので嫌なんだけど、ここは幸いそうひどくはなかったのは幸いでした。

バッハとヘンデルの華やかな演目。

前日にセルセを元気一杯指揮したまだ二十代のマキシム君、この日はハープシコードと小型オルガンを弾きまくり、若いのに凄い。

   

ゲスト演奏家はヴァイオリンの佐藤俊介さん(→こちら)。34歳。オランダバッハ協会の音楽監督に今年就任。古典らしい端正な演奏でしたが、佐藤さんのことはオランダ在住でバロック音楽に造詣の深いレイネさんのコメントをご覧下さい。