<17th Jan Wed>

私が毎日家では寝るだけの生活をしてる間に、EU離脱で大変なことになってましたがショック!、一体イギリスはどうなってしまうのでしょうかねえ? とりあえず総選挙は避けられてやれやれですが、優秀でリーダーの素質のある保守党議員が彗星の如く現れて事態を収拾してくれないかなあ。

昨日やっと遅ればせながらボヘミアン・ラプソディーマイクを観ました。私の青春は1960年代中盤から終わりにかけてのイギリスのポップ・ミュージックと連結しててその後はポップ音楽に興味を失ったのでクィーンに思い入れはないのですが、彼らに興味はなくても感動できるように上手に出来てますね。宇宙物理博士でもあるブライアン・メイ、天文オタクであるトーチャンが欠かさない「星空Sky at Night]という長寿TV番組に時々出演してるそうで、先週も登場しました。数年前に彼の女優の奥さんがダンス番組Strictly Come Dancingに出てた時は応援に来てました。映画の山場である最後ののコンサート、我が家はウェンブリー・スタジアムから地下鉄一駅と近いので、その日はテレビ生中継で観てて(例え行きたくでも切符入手は無理だったでしょう)、庭にいると生の大歓声が聞えてきましたクラッカー。 でもさあ、秀樹はこの数年前から野球場で何回もコンサートやってて、一人で長時間、走り回りながら、凄いコンサートやってたんだよね。そこで歌った秀樹のWe Will Rock Youも素晴らしいんだから(→こちら)。

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明日はトーチャンの誕生日で、夜はユジャワンとカヴァコスのコンサート@サウスバンク(→こちら))に一緒に行くのですが、そう言えばカヴァコスは先月も行ったのでした。、随分前に写真の整理だけはしてあったので、今更ですが備忘録。

 

 

久し振りにブラームスのヴァイオリン協奏曲が聴きたくなったので、12月18日にバービカンへ。私とトーチャンはいつもの最前列ど真ん中。

 

カヴァコスはいつものように正確な素晴らしい演奏だったので文句はないのですが、大柄な彼が抱えるとヴァイオリンが小さくみえちゃうし、例えばマキシム・ヴェンゲロフ(切符買ってあるのに都合悪くなって行けなくなったことが重なったのは残念)と比べると、直立不動で無表情なので、ビジュアル面でイマイチが感動が薄いのが残念。 

アンコールに同胞ギリシャ人の作曲による前衛的な短い曲を弾いてくれましたが、緊張感溢れる表情と超技巧で、私はこれに一番感動。やっぱり彼は凄い。

折角ラトルがベルリンからイギリスに戻ってきてくれたのに、私はこれが彼のLSO就任後初めてかも。

ラヴェルはだらーんとして死ぬほど退屈でしたがzzz、エネスクが19歳の時に作曲したルーマニアン・ラプソディは打って変わってまるで打ち上げ花火のように派手で若さ溢れる分かり易く躍動的な曲爆弾。 演奏中も終わった時もラトルもLSO団員もなんと楽しそうだったことゲラゲラ。特に演奏直後にあんなにはしゃぎまくるオケ団員は見た事がないですが、それは観客も同じ拍手。やんやの喝采でクラシックコンサートとは思えないくらい盛り上がり、今日はカヴァコスを聴きに来たってことを皆さん忘れたかも。

尚、指揮者のサー・サイモン・ラトルはトーチャンと生年月日が一日しか違わないので明後日がお誕生日ですが、指揮者は長持ちだから、64歳になるラトルは現役真っ只中。