<27th Aug Tue>

今日も33度。朝の通勤電車がガラガラだったのは、「あー、こんな夏らしい良い天気に仕事になんか行ってられっかよー」、と休んでしまった人が多かったってことかしら? たしかにね、長くは続かないんだから。で、明日からはぐーんと涼しくなるそうです。やれやれ。

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7月29日から8月17日までのロイヤルオペラハウスでのボリショイバレエ引越公演で私が観たのは、白鳥の湖(ザハロワとロヂキン)→こちら明るい小川(クリサノワとルスラン)→こちらスパルタカス(ロヂキンとザハロワ)→こちらドン・キホーテ(エレオノーラちゃんとアルテミー)→こちら、を既にアップしましたが、締めくくりは最終日の夜の部のドン・キホーテ。

 

 

この日はお昼の部も観たので比較するのが興味深かったですが、全体としてどっちが良かったのは難しいところ。夜はプリンシパルが3人出たのですが、昼と比べて圧倒的に素晴らしかったのは闘牛士エスパーダのルスラン君だけだったし。

 

キトリのユリア・ステパノワはこの役には大柄過ぎて、片手リストは最初から無理だと諦めてたみたいだし、昼の部の小柄でキュートなエレオノーラちゃんに比べるとしっとりと大人過ぎるし、動きも重い。最初にぐらついて転んじゃったのも印象悪かった。

 

スパルタカスで素晴らしかったので期待が高かったデニス・ロヂキン。スパルタカスの精悍なルックスと鋭い目付きが消えて、屈託のないチャーミングなバジルに激変した演技力はさすが。白鳥の湖の王子様も雰囲気よかったし、今回のトップ男子はロヂキン君でしょう。私もファンになりました。但し、たくさん踊って疲れたのでしょう、最後は明らかにヘロヘロでした。

 

明るい小川では二晩続けて女装でトウシューズ爪先立ちで大喝采を浴びたルスラン君、大袈裟で気障な闘牛士が颯爽として魅力的でした。

 

でも、全体としてはなんかぱっとしない印象だったのは私だけではなかったようで、群舞がバシっと揃っているのがボリショイと思ってたのに意外にそうでもなかったんです。 それに、きっと若いロシア美男子がずらっと並んでるだろうから目の保養!、とワクワクしてたのにそれも裏切られて、なんか年食ってぱっとしない男子ばっかりじゃん・・うーん。もしかして、二軍連れてきた?

 

というわけで、プリンシパルがたくさん来てくれたのに、これではボリショイが世界一のバレエ・カンパニーかどうか・・えー?

でも、ロイヤルバレエではもう座らせてもらえない舞台横に座れたし、なんでも近くで観るのが好きな私には嬉しいバレエ観賞でしたニコニコ  オケが意外に上手だったし。

 

トーチャンと二人で写真撮りまくりました。 私のは美男子狙いで偏ってましたが。

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