<28th Nov Thus>

もみじFBとかで日本の皆さんの美しい紅葉の写真が一杯。羨ましい。次に日本に行く時は紅葉狩りを是非したいと思っているのですが、いつもこの時期に同僚が休みを取るので、会社を辞めないと行けそうもありません。再来年は確実に辞めてる筈なんですが、来年はどうかしらねえ? 今、真剣に迷っているところ。

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11月25日、バービカンで、南アフリカ出身の34歳のソプラノ、プリティ・イェンデのリサイタルがありました(→こちら)。

 

私にとっては今シーズンのハイライトでしたが、世界を股にかけて活躍してる今が旬のプリティ嬢なのに、ロンドンではROHに一度出ただけなので知名度が低いのでしょう、席がたくさん余ってて勿体無いことでしたしょぼん。プログラムがまるでWigmore Hallみたいに地味だったのも一因でしょうけど。彼女の張りのある美声が大好きな私ですら、「ロッシーニとかで華やかにやって欲しいのに、うーん、主にドイツ語で渋いシューマンとRシュトラウスですかぁ・・」、と不満でしたもんねうーん

 

 

Pretty Yende soprano

 
R Schumann 'Der Nussbaum' from Myrthen
'Mein Schöner Stern!' from Minnespiel
‘Widmung' from Myrthen
'Schmetterling' from Liederalbum für die Jugend
C Schumann Lorelai
R Schumann 'Aufträge' from Lieder und Gesänge
'Waldesgespräch' from Liederkreis
Donizetti 'Il barcaiuolo' and 'La conocchia' from Nuits d’été à Pausilippe
Le crépuscule
'Que n’avons nous des ailes' from Lucia di Lammermoor
Tosti Aprile
Ideale
Malià
R Strauss 'Zueignung' from Acht Lieder aus Letzte Blätter
'Kling!' from 5 Lieder, Op 48 No 3
'Allerseelen' from Acht Lieder aus Letzte Blätter
'Ständchen' from 6 Lieder, Op 17 No 2
'Ich schwebe' from 5 Lieder, Op 48 No 2
'Cäcilie' from 4 Lieder, Op 27 No 2
J Strauss 'Klänge der Heimat' from Die Fledermaus
 
でも、やっぱりなにを歌っても華やかなプリティ節になって、最前列ど真ん中からずーっと聞惚れました照れ
 
きっと何かオペラのアリアもアンコールでやってくれるだろうとは期待してましたが、アンコールの最後はなんとセヴィリアの理髪師の例の一番派手なuna voce poco faを華やかなソプラノ版で芝居っ気たっぷりに歌ってくれて、観客は総立ち拍手。彼女も嬉しそうでした。
 
彼女を初めて生で聴いたのは2年半前のROHの愛の妙薬(→こちら)でしたが、その後、クラウス君追っ掛けのついでにヴィースバーデンの愛の妙薬でキャンセルされてがっかりしたけど、去年のロッシーニ・フェスティバルのリッチャルドとゾライデ(→こちら)では凄まじい程の見事な歌唱力で、フローレス王子に歌い勝った程でした(彼もよかったんですよ)。 
 
今シーズン2回(椿姫とマノン)も出るパリが羨ましいですが、パリくらいなら聴きに行きますとも! 私の新しいご贔屓ベンジャミン・ベルハイムとの共演ですしね。 4月3日のバスチーユのマノンの良い席を奮発してあります。 ロッシーニをあんなに上手に転がして歌える人は少ないので、実はロッシーニばかり歌って欲しいと思っているんですけどね。