<17th Dec Tue>

午前中働いてからバービカンのアート・ギャラリー。その後近くのプールへ。ここはジャグチや打たせ湯が充実してるから好き。迷った末に結局スポーツ・ジムは一年更新したのでした。行かなくちゃ!、とプレッシャーなんだけど、頑張ろう。

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12月14日はウィグモア・ホールに29歳のポーランド人カウンターテナー、ヤクブ・ジョセフ・オルリンスキー(以下JJ君)が最新CD'Facce d'amore'からの曲を歌ってくれました(→こちら)。 若い上にマイナーな存在であるCTなのにCD何枚も出してるのは、ルックスがものを言ってるからに違いないのですが、華があってチャーミングなので生で映える好青年のJJ君、この日もジジババの熱い視線と歓声で盛り上がりました。席はF3。

 

 

アンコールは彼のシグナチャーソングとも言えるヴィヴァルディのVedrò Con Mio Dilettoを含む4曲で、「えっ、もっと聴きたいの~?」、と観客とやりとりしながら、結局30分くらいやってくれました。

 

でも、実は前半はがっかりだった私。以前は低音は地声になってしまうし、高音はやたら張り上げてたのが解消されてスムーズになって上達したのは良いけど、なんか声がぼんやりして一本調子・・。 私は何度か聴いているので、「いや、この子はもっと上手なのに、今夜は残念。これで50ポンドは痛いわ」、と。

でも、後半は急にシャープになり(低音は地声に高音は張り上げ気味になっちゃったけど)、いつものJJ君の魅力が発揮され、The Gurdiansの4ツ星レビューは妥当でしょう(→こちら)。

 

JJ君のロンドン登場はこれで3度目ですが、私はそれ以外に海外遠征で3度聞いてます。彼が目的で行ったのはアントワープのコンサートだけですが、リールとフランクフルトのオペラは、「お目当てにキャンセルされても、もJJ君が出るから」というのが後押しになりました。特に好きな声ではないけれど華があって演技も上手なので舞台が盛り上がりますからね。

 

これまでのJJ君鑑賞記録はこちら。

2018年3月のリナルド@バービカン(→こちら)

2018年6月のポーランド独立百年記念@Wigmore Hall(→こちら)

2018年10月のロデリンダ@リール(→こちら

2018年12月のコンサート@アントワープ(→こちら

2019年5月のフランクフルトのロデリンダ(→こちら

 

 

グリーンのスーツは、「ちょっとびっくりした? でも面白いでしょ。アフリカとのハーフのデザイナーの服なんだ」、ですって。いつもダークで正統派の衣装なのに、この渋いWigmore Hallでたしかにinterestingなチョイスですが、ほっそりしたJJ君にはよくお似合い。

 

 

    

 

   

 

 

New Bond Street