<24th Mar Wed>
昨日、ロイヤルオペラが来シーズンの概要を発表したので、久し振りのオペラ記事！
サイトではごちゃごちゃ文章で書いてあってわかりにくいところ、オペラ仲間のprimroseさんがわかり易くまとめて下さったので、メイン劇場のオペラのみだけですが、私のつぶやきを書き添えて、ざっとご紹介しましょう。
< New Production >
Verdi’s Rigoletto in September 2021
This season’s opening opera.
Oliver Mears: director
Antonio Pappano: conductor
Carlos Álvarez in the title role
Lisette Oropesa
Liparit Avetisyan
開幕はリゴレットの新プロダクション。今までのマクヴィッカーのややエロい演出のは衣装がまともで素敵だったから結構好きだったけど、次は果たして？
C・アルバレスとL・オロペサ父娘は理想的だけど、公爵が歌は上手いけど全く華がないリパリット君ですか・・。DVD撮らないのかしら？
Handel’s oratorio Theodora in January 2022.
Katie Mitchell: director
Harry Bicket: conductor
Julia Bullock in the title role
Joyce DiDonato as Irene
Jakub Józef Orliński
Gyula Orendt
バロック好きヘンデル好きカウンターテナー好きの私にとって、これは楽しみ。JJこと若くて芝居上手で舞台映えするCTオルリンスキーのROHデビュー。
Janáček’s Jenůfa
Claus Guth: director
Henrik Nánási: conductor
Asmik Grigorian in the title role
Nicky Spence as suitor Laca
Karita Mattila as the Kostelnička
Andrew Staples as Števa.
暗い内容のイエヌーファには惹かれないけど、先シーズンのROHデビューがキャンセルになったアスミック・グレゴリアンが又来てくれるのが嬉しい。ご贔屓の英テノールのニッキー・スペンスはサムソン役でも出るし、やっとROHで大躍進。
Benjamin Britten’s Peter Grimes in March 2022
In collaboration with Teatro Real, Madrid (premiere in Madrid in April 2021)
Deborah Warner: director
Mark Elder: conductor
Allan Clayton
Bryn Terfel
John Tomlinson
Maria Bengtsson
Jacques Imbrailo, former Jette Parker Young Artist
イギリスが誇るベンジャミン・ブリテンですからね、ROHでどんどんやりましょう。ピーター・グライムスも暗くて辛い話だけど、テノールがたくさん歌うオペラは好きだし、それが大好きなアラン・クレイトンであれば、楽しみ倍増。デボラ・ウォーナーの演出もきっとまともで良い雰囲気に違いない。
Saint-Saëns’s Samson et Dalila
Richard Jones: director
Antonio Pappano: conductor
Nicky Spence as Samson
Elīna Garanča as Dalia
Lukasz Golinski
わーい、わーい、ガランチャのデリラ！
サムソンにはなんとニッキー・スペンスが大抜擢。透き通って力強い美声と、デブ逞しい体つきは勇者にぴったり。スキンヘッドが売り物のニッキー君が長髪カツラ被ると案外良いかもしれないし。甘美なサンサーンスもうっとりだし、これが一番楽しみかも。
< Celebration >
Carmen in January 2022
Celebrate the 75th anniversary of The Royal Opera company, which first came together as a company at its Covent Garden home on 14 January 1947 in a performance of Carmen.
More details on the anniversary celebrations will be announced soon.
カルメン祝いってなんでしょうね？ 内容はさっぱりわからないけど、オペラ上演してくれるのであれば、素敵なドン・ホセを連れてきてね。
< Revivals >
Nabucco
Anna Netrebko
灰色で魅力のない演出だけど、女王ネトレプコが出てくれるのなら、万々歳。
Tosca
Angela Gheorghiu
Oksana Lyniv: conducting the first performances of Tosca,
又、トスカ・・。しかも又ゲオルギュー・・。観にいくかどうかはテノール次第。
Madama Butterfly
Sonya Yoncheva
着物で行くにはうってつけのオペラだけど、あまりにも演出がつまらないマダム・バタフライ。ヨンチェバだから行きますけどね。
Macbeth
Simon Keenlyside
肝心のマクベス夫人は誰でしょね？ 先回はネトレプコだったけど。
La Traviata
Richard Eyre’s production:
Giacomo Sagripanti, conducting some performances of La Traviata
No fewer than six sopranos singing the role of Violetta:
Lisette Oropesa
Ekaterina Bakanova
Anush Hovhannisyan
Pretty Yende,
Angel Blue
Hrachuhí Bassénz
出た、ドル箱の椿姫。６人以上のヴィオレッタだそうで、絶対聴きたい人、出来れば病欠して欲しい人と色んなレベルのソプラノが勢揃い。テノールもたくさん連れて来てね。
Otello in Summer 2022
Daniele Rustoni: conductor
Russell Thomas as Otello
Hrachuhí Bassénz as Desdemona
Christopher Maltmann as Iago.
先回は新プロダクションでカウフマンだったけど、ラッセル・トーマスって誰？ マルトマンは安定のイアーゴ。デスデモーナは最悪ソプラノだけど・・。
Cavalleria rusticana and Pagliacci
Damiano Michieletto’s double production
Jonas Kaufmann takes the lead roles
Ermonela Jaho
Anita Rachvelishvili
カウフマンが両方やってくれるみたいなのは嬉しいけど、道化師の妻は声に実のないヤホか・・。アニタ嬢はきっと素晴らしいけど。
Don Pasquale
Giacomo Sagripanti: conductor
誰と誰が歌ってくれるのかな？ タイトルロールが再びブリン・ターフェルってのは避けてね。
Verdi’s Attila, two concert performances
Speranza Scappucci: conductor
ヴェルディの中ではもっともつまらないオペラだと思うので、せめて良い歌手出して下さいね。
Così fan tutte
Julia Jones: conductor
上手な歌手が揃うと、素晴らしい歌合戦になる楽しいオペラ。私はテノールに注目。
Lohengrin
Jakub Hrůša: conductor
先回の新プロダクションには私の追っ掛けアイドルであるクラウス君（フォークト様）がローエングリンだったので何度も何度も行ったけど、今度も出てくれたら又行くわ、何度でも。ま、おそらく来ないけど・・。
と言うわけで、これだけの情報ではよくわからないけど、とりあえずカウフマン、ネトレプコ、ガランチャ、ヨンチェバと揃えたので、面目は保てるかな。
「スキンヘッドの僕がサムソンのニッキー・スペンスです」、「髯もじゃの僕がピーター・グライムスのアラン・クレイトンです」って、二人とも顔立ちは悪くないんだから、あとは体重減らすだけね。英国音外界の名誉に掛けて