<14th Jun Mon>

21日のコロナ規制全面解除は四週間の延期となりました。インド株感染が増えているので仕方ないとは言え、ナイトクラブとクラシックのコンサートやオペラを一緒にしないで欲しいですプンプン

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6月11日はウォータールー駅近くのSt. John’s教会でのSpotlight Chanber Concertというシリーズのコンサートに行きましたが、ちょっとした事情があって、当初予定とは全く違うコンサートになってしまったのでした。

 

元々はピアノ二重奏の予定で、一緒に行った友人の超お勧めの若いピアニストPavel Kolesnikovがその一人だったので行く事にしたのですが、彼が直前にポルトガルでコンサートをしてたのが問題に。急にイギリスのコロナ対策が変わって(これで大騒ぎになりました)、ポルトガルから戻った人は隔離が必要となったので、彼はこのコンサートには出られないことになってしまったのです。がっかりショボーン

 

で、代役でのコンサートとなったのですが、結局デュオのもう一人のピアニストSamson Tsoyはそのまま出ることになり、彼と組んだことのあるというヴァイオリニストのAlina Ibragimovaの登場。これが気に入らなければ返金しますということでしたが、無名の新人ピアニストの代わりに少なくともロンドンではトップのヴァイオリニストが出てくれるわけですから、キャンセルした人は少なかった筈。彼女は生で一度聴いてみたいとずっと思ってたけど、イギリスをベースにしてるらしい彼女を聴く機会があり過ぎて却って行かないという私にはこれは絶好の棚ボタ機会に。

 

 

 

 

コロナ対策で椅子はぱらぱらと離して置かれてあり、どの値段枠で誰が何枚買ったのかわかっているので、ちゃんとそのように準備されてた様子。私はかぶりつきに座りたかったけど、三人だとここに座れということは明らかだったので、二列目になりました。

演目はベートーベンのヴァイオリン・ソナタ5番(春)と9番(クロイチェル)という人気の2曲。この頃あまりヴァイオリンを聴いてないので比較が出来ないのですが、それでも35歳のアリーナ・イブラギモヴァのテクニックが凄いのは明らか拍手。もちろん音色も美しい。文句なしに世界のトップの一人でしょう。

   

 

残念だったのはピアノ伴奏で、二人のレベルが違い過ぎるブー。音もぼやけてたし、一緒にやったことはあると言っても、レギュラーのパートナーにはしてもらえないでしょう。

 

椅子を片付け始めてる10時24分。

9時開演という遅い時間で、徐々に黄昏て行く中でのコンサートは日の長い季節ならではでした。

大きな駅に近い大通りに面しているので、電車の音やパトカーのサイレンも聞こえてきましたが、その臨場感が生のコンサートにいるのだと感じさせてくれて、こんな時ですからその貴重さにあらためて感謝したのでしたラブラブ