<16th Aug Mon>

今夜はリージェンツ・パークの野外劇場でミュージカル観劇でしたが、結構冷えました。上に羽織るものは充分用意してたけど、手袋まで持ってないし、ジーンズ履いてる脚が寒くて、嗚呼イギリスの夏。

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8月11日と12日に連ちゃんでホランドパークでオペラを観ました。既に観た二つのホランド・パーク・オペラ・カンパニーではなく、ゲスト出演のBritish Youth Opera。年の一度のBYO公演は普通であればマーメイド・シアター、以前はサウスバンクでやってて、歌唱のレベルは高いのでちょくちょく行ってましたが、今回は明暗を分けたニ作品となりました。

 

切符を買う時に気付くべきでしたが、どちらも短くて一晩に続けてふたつ観られたので一回行けば済んだのでした。ま、ついでジムやジャパンハウスの展示に行けたし交通費もシニアは無料だからいいのですが。

 

がっかりなことはもう一つあり、11日のヘンゼルとグレーテルは、なんとヘッドフォン使用だったのです。知ってたら買わなかったのに・・。そんな事書いてあったっけ・・・? とがっくりして行く気が失せたけど、行くしかないわけで・・。

 

席は一律25ポンドで、私たちの席は前から3列目の隅っこでしたが(トーチャンが座ってます)、すぐ横にゴミ箱や椅子やクッション、trafic cones(日本語でなんと言うのかしら?)とか置いてあって、これもセットなんでしょうが、ますますがっかり・・。

 

 

 

舞台の上にも色々ごちゃごちゃ置いてあるけど、肝心のお菓子の家は?ピンクドーナツジンジャーブレッドマンチョコカップケーキ

目立たないように置いてあるちっちゃなのがそうかしら?家 

あら、衣装はそれらしくチロル風なの? と思ったら、これはほんの最初だけで、すぐにそこら辺でスケボーでもしてそうな現代の若者風になり、英語上演なので名前まで変わり、美しいフンパーディンクの音楽もカットされたり編曲されたり、原型はかなり崩されました。さらに混乱するのは、ヘッドフォンで大人と子供のチョイスがあり(スイッチで何度でも変更可)、親の立場と子供の立場で聞こえるものが違うという凝りよう。

オーケストラを雇うお金がなかったのが録音伴奏をヘッドフォンでという発端のようですが、私たちから遠い方の舞台の袖に6,7人の主に弦楽器の極小オケがいて、時々生で演奏もしてました。

 

で、私はどうしたかと言うと、ほとんどヘッドフォンは使いませんでした。生の歌を聴きに来たわけだし、皆さんちゃんと歌ってて上手でしたよ。伴奏なしの部分が多かったので妙でしたが。

 

10歳以下の子供も結構来てましたが、私は子供にオペラを聞かせるのは反対です。今まで何度か子供用の新作オペラ(ピーターパンとかアリスとか)も観ましたが、なにを見せても「オペラってこんなにつまらないのね」と思う子がほとんどだと思うので、逆効果。

 

 

ということで、ゴミ箱の横に座り、英語翻訳をヘッドフォンでという設定からして行かなきゃよかったオペラでしたが、さて翌日のロッシーニはどうだったでしょう? 白い布が被ってるのがきっとオケの譜面台だろうから、少なくともちゃんとした伴奏付きかなと期待したら、その通りでした。