<18th Aug Wed>

今日はお天気良かったので、近所の公園でブラックベリー摘み。芝生は年一回の刈り入れが済んですっきり。去年よりは少し遅れて咲いたブラックベリー、本番はまだこれからかな。又摘みに行こう。写真はクリックで拡大。

  

 

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連ちゃんで行ったホランド・パークでのBritish Youth Operaの2回目は8月12日のロッシーニ。前日のヘッドフォンのヘンゼルとグレーテル(→こちら)とは違い、ちゃんとオケがいます。

 

 

カバンカバン旅の途中に偶然居合わせた二人の青年、婚礼のためナポリに向かう伯爵アルベルト(テノール)と行方不明の友人の妹を探してるドン・パルメニオーネ(バリトン)は旅鞄の取り違えてしまい、伯爵の鞄に入ってた美しい女性の肖像画に惚れたバリトンは自分が花婿になりすます。ナポリで待つ婚約者ベレニーチェ(ソプラノ)は一度も会ったこともない伯爵の本心を見極めようとして女中のエルネスティーナ(メゾ。本当は良い家柄のお嬢様だが家出して偽りの身分)を身代わりにして自分は女中のふりをする。全員が偽りの姿で会うが、色々あって、結局、伯爵とベレニーチェ、ドン・パルメニオーネとエルネスティーナが結ばれる。エルネスティーナはドン・パルメニオーネが探してた女性だとわかって、更にめでたしというコメディ・ロマンスラブラブ

一時間半の一幕ものの短いオペラで、単純な話なのに物語の進行がゴタゴタしてわかりにくいのとヒット曲がないので有名にはなれない作品でしょうが、明るくてコロラチューラころころのロッシーニらしさは充分な上に、時代設定はめちゃくちゃだけど伯爵以外の衣装はクラシックで素敵だし、パフォーマンスも良かったので、ロッシーニ好きの私は大満足。

でも、来年は通常に戻って、マーメイド・シアターでやって欲しいです。

 

 

 

  

ベレニーチェが一番上手。可愛いし。明るくて軽い声の黒人テノールはまさにロッシーニ向き。時折あっという程美しいフローレス王子似の声が出るけど、ほとんどは声量が少々不足。でも彼の出番が一番私には楽しみでした。

  

メゾも上手。バリトンは声も歌唱も大したことはないけれど、長身ハンサムでコメディ芝居が上手でチャーミングなので中心的存在でした。 

統一の取れない衣装ですが、全体としてはクラシックな雰囲気にまとまって好印象。

 

 

 

 

これで今年のホランド・パークでの4つのオペラ観賞は終わりですが、飛行機や鳥の鳴き声、子供の遊ぶ声、土砂降りもあったし、野外オペラの醍醐味が味わえました。

そして、なんと早くもホランド・パーク・オペラ主催の来年5月からの演目が発表されました。オネーギンとカルメンが新プロダクションだそうです。元通りになって脇の安い席が出たら観に行きます。今年は少々高くつきましたから。