<8th Oct Fri>

今日は映画とジム。コロナで公開が一年半も延期になった銃007 No Time to Die。長かったけど楽しめました。前作「スペクター」の続きなので、昨夜それをDVDで復習したしね。内容の荒唐無稽さはさておいて、最後にこれだけアクションも演技も見せ場たっぷりでダニエル・クレイグも思い残すことはないでしょう。イギリスにとっては大切なシリーズですから、日本の皆さんも観て下さいね。

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10月5日は、ROHの地下小劇場リンバリー・シアターでコンサート。

Jette Parker Young Artistsの恒例のコンサートで、各自が3曲づつサワリだけ歌って、8日のコンサートにどれを歌うか観客が決めるというイベント。ブログ記事にはしてませんが、毎年行ってます。

空席だらけだったのは、以前は無料だったのに今回から有料になったからでしょう。私たちの席は最前列で15ポンド。2年間研修させてもらえるこの若手育成プログラムは今年で20周年だそうで、9日にはかつて在籍した先輩たちのコンサートがあり、聴きに行きます。

知りませんでしたが、初めてYoutubeで生中継されました。

Youtubeのスクリーンショットで、私とトーチャンがかぶりつきに座ってるのが見えるでしょ? このために着物で行ったわけではないのですが、もしかしたら映るかもと思って、居眠りしたり腕組んだりしないように努力して疲れたわ。

 

隅っこのおじさんは司会のビル・ベイリーBill Baileyで、コメディアン、ミュージシャン、そして去年のStrictly Come Dancingというセレブのダンス番組のサプライズ優勝者。ROHのシーズン開幕前にはメイン・ステージで何回か彼のショーもやってました。2017年11月に脳腫瘍で亡くなったロシア人バリトンのホロ様(Dmitri Hvorostovsky)の2018年3月の超豪華メンバー追悼コンサートではホロ様の隣人のよしみで司会したのがきっかけでROHと縁が出来たのでしょうね、きっと。この日はピアノも少し弾いてくれました。

 

ソプラノ2人、メゾ2人、テノール3人、バス1人でしたが、ピアノの隣の黒ジャケットのメキシコ人テノールはなんと盲目。こないだの魔笛に兵士役で出てましたが、美声ではないけど、凄い声量。

ルックスも含めるとこの美人のソプラノさんが総合的にはトップかな。ビル・ベイリーが彼らに上手にインタビューしたりして楽しめましたが、特にもう一度聴きたい人が誰もいなかったので、今夜の本ちゃんのコンサートの切符も買ってあったけどキャンセル(コロナのおかげで、手数料なしでバウチャーにしてくれるありがたいシステムが出来たので)。

Jette Parkerは歌手だけでなく、ピアノ伴奏者もいて、左から二人目と三人目の男性二人が6日にここでトークと演奏をしてくれたのを聴きに行きましたが、オペラのリハーサル用ピアノ伴奏者はなにをするのかとても興味深かったです。

私が聴きに行った5日の選曲コンサート。先回までは観客の挙手で曲を選んでましたが、今回は拍手の量で判断。客が少ないので盛り上がりませんでしたが。

一曲に絞った8日のちゃんとしたコンサート。まだ観てませんが。

 

曲リストは以下ですが、どれがその歌手に一番相応しいかで選んだ私は、どの曲が一番好きかで手を上げてたと思われる他の人たちとほとんどズレました。

ARTISTS
Presenter BILL BAILEY
Sopranos APRIL KOYEJO-AUDIGER, ALEXANDRA LOWE
Mezzo-sopranos KSENIIA NIKOLAIEVA, STEPHANIE WAKE-EDWARDS
Tenors THANDO MJANDANA, ALAN PINGARRÓN, EGOR ZHURAVSKII
Bass BLAISE MALABA
Pianos MICHAEL PAPADOPOULOS, MICHAEL SIKICH, DAVID GOWLAND
PROGRAMME
April Koyejo-Audiger, accompanied by Michael Sikich
1. Duke Ellington: “In a sentimental mood”
2. Massenet: “Il est doux, il est bon” (Hérodiade, Act I)
3. Verdi: “Pace, pace, mio Dio” (La Forza del destino, Act IV)
Egor Zhuravskii, accompanied by David Gowland
1. Tchaikovsky: “Kuda, kuda” (Eugene Onegin, Act II)
2. Tchaikovsky: “Nochi bezumnie” op. 60, no. 6
3. Verdi: “Questa o quella” (Rigoletto, Act I)
Stephanie Wake-Edwards, accompanied by Michael Papadopoulos
1. Bizet: "Séguidille" (Carmen, Act II)
2. Rebecca Clarke: “The Seal Man”
3. Tchaikovsky: “Ach Tanya, Tanya” (Eugene Onegin, Act I)
Blaise Malaba, accompanied by Michael Sikich
1. Donizetti: "Vieni, la mia vendetta" (Lucrezia Borgia, Act I)
2. Rossini: "La calunnia è un venticello" (Il barbiere di Siviglia, Act I)
3. Thomas: "Je t'implore, Ô mon frère" (Hamlet, Act III)
Alexandra Lowe, accompanied by David Gowland
1. Handel: “Angels ever bright and fair” (Theodora, HWV 68, Act I)
2. Ravel: "Vocalise-étude" (en forme de Habanera)
3. Richard Rodgers/Oscar Hammerstein: “Something wonderful” (The King & I)
Thando Mjandana, accompanied by Michael Papadopoulos
1. Donizetti: “Una furtiva lagrima” (L’elisir d’amore, Act II)
2. Mbeki: “Buya”
3. Schubert: "Guarda, che bianca luna"
Kseniia Nikolaieva, accompanied by Michael Sikich
1. Donizetti: "Per questa fiamma indomita" (Anna Bolena)
2. Rachmaninoff: “Ne poi krasavitsa pri mne”, op. 4, no. 4 (Do not sing, my
beauty)
3. Wagner: "Träume" (Wesendonck Lieder)
Alan Pingarrón, accompanied by David Gowland
Firefox https://www.roh.org.uk/tickets-and-events/jukebox/cast-list/49440
1. Massenet: “En fermant les yeux” (Manon, Act II)
2. Puccini: “Parigi è la città dei desideri” (La rondine, Act I)
3. Ricardo Palmerin: “Peregrina” – self-accompanied