<10th Dec Fri>

昨日は着物でゴージャスなホテルでランチした後一旦帰宅してから行った夜のコンサートも素晴らしくて、良い一日でした。今日は家でのんびり。どっちも楽しい。

イギリスクリスマスツリーウィリアム王子一家の今年のクリスマス・カードはヨルダン旅行のスナップだそうです。残念乍ら子供はこれ以上増えないみたいだから、3人とも元気にまっすぐに育って、王室に産まれた運命をポジティブに考えられるような人生を送って欲しいものです。

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12月7日はWigmore Hallの一時間のランチ・ライム・ピアノ・リサイタルへ。トーチャンと一緒に最前列の鍵盤がばっちり見えるベストな席で聴くことができました。いまだに平日の日中に出掛けられるのも嬉しくてたまりません照れ

 

アンコールはブラームスのインターメッツォとショパンのエチュード。

 

 

まだRoyal College of Music在学中であろう若いハリオノ君、2年半前に郊外でリサイタルをやった時にわざわざ聴きに行ったことがあり、なかなか良かったので早くWigmore Hallに出られるといいなと待ってたところ、ランチタイムの短いコンサートではあっても今回実現したのは嬉しいこと。果たして上達したでしょうか?

 

最初のバッハは、「うーん、悪くないけど、もう少し音がクリアだといいが・・うーん」、という感じでしたが、プロコフィエフのコンチェルトでは一変して軽やかでクリアな音になり、ユーモラスで退屈しない曲だし、大いに楽しめましたグッド!。ここから観客の反応もうんと熱狂的にクラッカー

一番楽しみだったのはリストで、まずシューベルトのセレナード編曲をしっとり弾いた後にいよいよ勝負の超絶技巧のスペイン狂詩曲でしたが、素晴らしい演奏で、最前列の私にはわかりませんでしたが、後ろの方はスタンディング・オベーションだったようです拍手

 

アンコール2曲も含めて約70分の演奏でしたが、軽やかと落ち着きがも加わって確実に魅力が増したハリオノ君、これだけ弾けて、満員ではないにせよ熱狂的な観客の反応に、次はここで夜のフル・リサイタルの機会が与えられますように。その実力はあると思います。

 

マイナーなコンペでは賞をいくつか獲ってるし録音もしてるハリオノ君、メジャーな賞を貰うのがブレイクへの最短距離だけど、数多のピアニストがひしめき合うピアノ界でそれは難しくても、これで権威あるWigmore Hallで取っ掛かりを掴んだわけだから、頑張って欲しいと思いますお願い

 

イギリスで生まれ育って英国籍だけど、おそらくインドネシア系。

   

 

今月はあと3回Wigmore Hallに行くのですが、オミクロン株が猛威を奮ってて、ロックダウンにはならなくとも、外国人アーチストの入国が面倒になってるので来てくれないアーチストもいるかも。現にヨナス・カウフマンは16日のロイヤル・アルバード・ホールのクリスマス・コンサートを延期したし。