<8th Mar Tue>

まだ寒いけど、色んな花が咲いて、近所の散歩も楽しい季節。水仙、梅、クロッカス、椿、木蓮。もうすぐ最初のロックダウンから2年だけど、最初の頃は散歩しかできなかったから、随分慰められたっけ。

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リゴレットは、9月に新プロダクション初日も含め2回行きましたが、今回は違うキャストで初リバイバル。

 

今回は公爵がハヴィエル・カマレナということで、テノールが重要な私はこちらの方がうんと楽しみでしたがラブラブ、残念ながらちょっと前になって降板となり悲しい、3回分切符買ってたのを1回はキャンセル(これは結局、嵐でキャンセルに)、後はまず1回観て考えようと。

で、思いがけず良かったので、結局、2月15日(リハーサル)と28日の2回行きました。

カマレナの代役はフランチェスコ・デムーロだからそこそこ良いに違いないと期待してましたが、私好みの輪郭のはっきりした細い声がリハーサルでは絶好調で聞き惚れ、2回目はちょっと最初不調でしたが、後半は持ち直して充分満足。

Rosa Feolaは初めて聞く名前ですが、濁りのない細い声でジルダにぴったり。注目されてるソプラノさんのようですが、ルックスと演技が地味で、9月のオロペサの華やかさに比べると歌唱では負けないのにぱっとしないのが残念。

リゴレット役は6年前に椿姫の父親で一度観たことのあるルカ・サルシ。バリトンには興味ないし全然覚えてないけど、ブログでなかなか良かったと書いてあるし(→こちら)、今回は実に素晴らしかったです。

マッダレーナ役のAigul Akhmetshinaはここの元若手アーチストの時から上手でしたが、めちゃセクシー。彼女のカルメンは素晴らしいですよ。

 

プレミエの時は遠くの横から見て好きになれなかったプロダクションでしたが、近くからとだと衣装がなかなか凝ってるし絵画などもちゃんと見えて全体像がわかりました。舞台に雨が降ってたなんて遠くからは気付かなかったし。

 

Music Giuseppe Verdi
Libretto Francesco Maria Piave
Director Oliver Mears
Revival Director Danielle Urbas
Set designer Simon Lima Holdsworth
Costume designer Ilona Karas
Lighting designer Fabiana Piccioli
Movement director Anna Morrissey
 
Conducted by Stefano Montanari
Rigoletto Luca Salsi
Duke of Mantua Francesco Demuro replaces Javier Camarena
Gilda Rosa Feola
Sparafucile Evgeny Stavinsky
Maddalena Aigul Akhmetshina
Count Monterone Phillip Rhodes
Giovanna Kseniia Nikolaieva
Marullo Dominic Sedgwick replaces Germán E. Alcántara
 
 

   

 

 

リハーサルは指揮者とオケ団員はカジュアルウェア。

本番はお洒落なスーツ。
 
 
ウクライナ人の召使役のメゾソプラノが国旗を体に巻いて登場。パフォーマンス前にウクライナ国歌も演奏されました。