<7th Apr Thus>

今日はトーチャンと大英博物館でストーンヘンジの世界という特別展へ。

この展示に行くのはこの一週間で実は3回目。一人無料ご招待できるメンバーになったので、最初2回は友人と行きましたが、展示数も多く充実の展示で、何度見ても尽きません。ストーンヘンジ周囲だけでなくヨーロッパ大陸で発見されたものもあり、時代も幅広。数千年の時を越えて語りかけてくるのは感動です。戦いのためのモノもたくさんあるのは今の状況下で悲しいですが。

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今シーズンのROHは狂ったように椿姫の公演があり、10月27日~11月17日と4月1日~18日の3回に分けて合計26回。たくさんのオペラを準備できないというコロナの影響もあるのでしょうか? トラヴィアータはここのドル箱で誰が出ても売れるので、非常時には持って来いでしょうしね。

 

勿論全チームに行くわけには行かないので、歌手の顔ぶれで選び、今シーズンは11月にオロペサを聴きに行きました。

その時はまだコロナの影響か売れ行きが悪くてダンピングをしたようですが、今はもう規制も撤廃されて観光客も増えたようだし外出するのが当たり前になったせいか普通に切符が売れてるみたいです。

 

数あるチームの中でもベストでずっと楽しみにしてたプリティ・イェンデとステファン・コステロ組の一回目をまず4月2日に観にいきました。こんな良いコンビは稀ですから、このチームで4回行く予定です。

 

 

Music Giuseppe Verdi
Libretto Francesco Maria Piave
Director Richard Eyre
Designer Bob Crowley
 
Conducted by Giacomo Sagripanti
Violetta Valéry Pretty Yende
Alfredo Germont Stephen Costello
Giorgio Germont Dimitri Platanias
Flora Bervoix Angela Simkin
Marquis D'Obigny Jeremy White
Baron Douphol Germán E. Alcántara
Doctor Grenvil David Shipley
Gastone de Letorières Andrés Presno
Annina Kseniia Nikolaieva
 
期待通り、南アフリカ人のプリティ・イェンデのヴィオレッタは凄かったアップ。 このプロダクションだけでも50回も観てる私が泣いたくらいだから悲しい、滅多にない程素晴らしかったということです。涙が出たのは結核で死んでしまう椿姫が可哀相だったと言うよりも歌唱力に感動したからだと思うので。立派な声量、どんな音域もむらなく滑らかでスムーズなエッジの効いた美声、完璧なコロラチューラクラッカー。37歳で世界でトップのソプラノの一人です。
アメリカ人のステファン・コステロ、声量はイェンデに劣りますが、今まで聴いた中で一番合ってる役とは思えないけど、大好きな声でうっとり聞き惚れましたラブ
 
お父さん役のプラタニアスの輪郭のぼやけた声は好きではないし聞き飽きたので、昨夜出た違うバリトンの方がずっと良かったです。お父さんだけ交換したら完璧だ。
 
こんな素晴らしいパフォーマンスを聴き終わったら感動で思わず立ち上がりたいをする人がいても不思議ではなく、ROHでは珍しいスタンディング・オベーションとなりました拍手
 
 
 
  
指揮者のGiacomo Sagripanti、顔も名前も知らないわと思ったのですが、ロッシーニ・フェスティバルで聴いたフローレス王子とイェンデの凄まじいコロラチューラ競争だったリッチャルドとゾライデを指揮した人でした。