<12th Apr Tue>

ROHサポートフレンズの夏の分の予約開始日でしたが、システムがおかしくなってこける事が多いのに、今日はスムーズに進んで、カウフマンのCav & Pag以外大した演目がないので余裕もありました。

------------------------------

2.5チームある椿姫、4月1日にAチーム(歌手の人気度合いで順位を私が決めてる)であるイェンデ/コステロ組の一回目に行きましたが(→こちら)、4月6日はBチームに。Aチームには4回行くのに、このBチームは1回のみ。

 

Music Giuseppe Verdi
Libretto Francesco Maria Piave
Director Richard Eyre
Designer Bob Crowley
Lighting designer Jean Kalman
 
Conducted by Renato Balsadonna
Violetta Valéry Angel Blue
Alfredo Germont Dmytro Popov
Giorgio Germont Vladimir Stoyanov
Giorgio Germont Vladimir Stoyanov
Flora Bervoix Helen Sherman
Annina Gaynor Keeble
Marquis D'Obigny Jeremy White
Baron Douphol Yuriy Yurchuk
Doctor Grenvil Blaise Malaba
 
その時は素晴らしくかったし、今回も期待通り充分上手でしたが、今やトップ歌手の一人であるプリティ・イェンデと比べたら可哀相なわけで、当然全ての点で差がついちゃいました。おまけに、アルフレードもパパ・ジェルモンも小柄でほっそりした男性で、エンジェルがいっそう縦横大きく見えてしまって気の毒だったし、ますます肺炎で死んでしまう儚さを表現するのは難しかったです。
 

ドミトロ・ポポフは2015年6月にマリーナ・レベカの相手役でアルフレードやってくれました

それまでにもポポフは何度か聴いててファンだったので、この時不調だったのが残念でしたが、今回は声もよく出たし持ち前の丁寧さでコステロ君に負けない立派な歌唱でしたドキドキ

ウクライナ人である彼は、4月15日のROHウクライナ支援コンサートにも出てくれます。彼がここにいるのでやろうって事になったのかもですが、イェンデも出るので二人で椿姫の乾杯の歌とかやりそうですね。私も行きます

 

今回のめっけものはパパ・ジェルモンのウラジミール・ストヤノフ。ロシア人でしょうが、こんな時でもロシア人とウクライナ人が仲良く一緒に出るのは良いことでしょう。輪郭のはっきりしたバリトン声は私の好みだし、威厳のある美声で、いつもはパパ・ジェルモンの有名なアリアの時は居眠りしようと努力する私が、今回は聞き惚れました拍手

 

指揮者のレナート・バルサドンナは、長年ここのコーラス・マスターとしてお馴染みの人で、今は時々指揮者として登場します。

  

いつもはヴィオレッタ一人で一幕目の終わりに素敵な白いドレス姿でミニ・カーテンコールがあるのですが、なぜかこの日はありませんでした。そんなの初めて。