<19th May Thus>

明日からの旅行の前の片付け記事その1。会社の元同僚たちとの夕食から戻ったらもう一つか二つアップできるかな?

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Conducted by Giacomo Sagripanti
Don Pasquale Lucio Gallo replaces Bryn Terfel
Ernesto Xabier Anduaga
MalatestaAndrzej Filonczyk
Norina Zuzana Marková

 

残念乍らブリン・ターフェルがコロナに感染して降りてしまったので、タイトル・ロールはまたルチオ・ガッロ。ブリンが好きなわけではないし先回も彼だったのですが、誰でもいいからガッロ以外で聴きたかったです。

マラテステ医師のバリトンは段々良くなったし、テノールのザビエル君は相変わらず凄い声量でしびれましたが、この日はなんと言ってもノリーナ役のチェコ人ソプラノZuzana Markováがお目当て。

 

ズザンナ・マルコヴァは、去年7月のドン・ジョヴァンニのツェルリーナ(→ こちら)で歌も演技も素晴らしかったので楽しみにしてましたが、期待を裏切らない乗り乗りの楽しいノリーナでした。Aチームのプリティ・イェンデと比べると、歌唱はプリティの勝ち、演技はズザンナの圧勝ってところでしょうが、一見つんとすましたクールな美貌の彼女の表情豊かな大袈裟コメディ演技が抜群で、私はほぼずっと彼女を近くの席から更に双眼鏡で見て笑いっぱなし爆  笑。プリティとは同じとは思えない(よく見るとちょっと違いますが)赤いドレス姿も素敵。

プリティのきらきらコロラチューラには負けるけど(誰も勝てない)歌も上手で、この日は全部彼女に注目が集まったのではないでしょうか。去年日本で椿姫をやった筈で、それも素晴らしかったことでしょうが、この人は誰でも出来るわけではないコメディで活躍してもらいです。

 

そして、指揮者とはご夫婦なんだそうです。ジャコモ・ザクリパンティ氏は今回もこないだの椿姫も上手で、素敵なカップルですね。