10月14日はラ・ボエームの初日。

フローレス王子が出てくれるのは嬉しいけど、彼の良さが出る筈のないラ・ボエームかぁ・・。

 

で、結局どうだったかと言うと、フローレスに関しては予想通りで、オケがやたら大きな音出したこともあって、他の歌手たちと比べても、声量のなさが目立ちました。もちろん下手ではないけど、フローレスが誰だか知らないで「今日一番ぱっとしなかった歌手は誰だったでしょう?」と質問されたら彼だと答える人が多いのではないかと思うくらい。他の人たちが意外に良かったせいもあって負けてました。さすがに老けたし・・。

フローレスのファンとしてはこれで彼を評価して欲しくないし、軽く転がす彼の持ち味が出るロッシーニとか歌って欲しいです。他でまだセヴィリアの理髪師も歌ってるようなので。先回ここに出た時はウェルテルで、当然それも合わなかったし、2回続けてがっかり。このチームでもう一回切符を買ってあるけど、プッチーニは好きではない上に聞き飽きてるので、果たして行くかどうか・・(ほっそり美人のアイーダちゃん Aida Garifullinaの出るBチームには行きます)。

 

 

Music Giacomo Puccini/Libretto Giuseppe Giacosa and Luigi Illica/Director Richard Jones/Designer Stewart Laing/Lighting Designer Mimi Jordan Sherin
 
Conducted by Kevin John Edusei
Mimì Ailyn Pérez
Rodolfo Juan Diego Flórez
Marcello Andrey Zhilikhovsky
Musetta Danielle de Niese
Colline Michael Mofidian
Schaunard Ross Ramgobin
Benoît Jeremy White
Parpignol Andrew Macnair
 
ミミ役のアイリーン・ペレスは小柄で可憐だったのに、久し振りに見たらうんと太っててまるで別人。声は以前より出るようになってた点では高感度アップですが。
ムゼッタ役は、同じく丸くなったダニエル・デニース。私を含め女性には好かれないタイプで(トーチャンは好きみたい)声も好きではないけれど、大袈裟なこの役にはぴったりだし、声もよく出て悪くなかったです。
フローレス以外の男性陣は知らない人ばかりだったけど足を引っ張る人はいなくて、三人とも充分に上手。特にマルチェロ役のAndrey Zhilikhovskyは声量も立派だしルックスも良くて、この日のベスト歌手。