<4th Jan  Wed>

イギリス時間の早朝、実家から母の死を知らせるメールが。先月老人ホームでコロナ感染した影響もあるのかもしれませんが、96歳ですから(来月で97歳)もちろん驚きはせず。

 

28年前に父が亡くなった時は夜中近くに電話があり、それはお葬式に来いという事でしょうから、すぐに電話で(当時はネットなんてなかったですから)フライトを予約し、大急ぎで支度して朝9時には私だけで家を出たのですが、今回は明らかに違ってて、数時間後にメールでの連絡。普段から兄に無理して来なくても良いと言われてたし、全く期待されてないことは明らか。お葬式というのは死んだ人ではなく残された人のためでしょうから28年前は母のために会社に迷惑掛けても迷わず行きましたが、今回はかなり迷いました。幸いと言うか、お正月で混んでてすぐにはお葬式ができないので通常より少し日にちに余裕があり、明日発てば火葬とお通夜とお葬式全てに間に合うタイミングだったので、フライトをチェックして、日本入国に必要なVisit Japanのサイトに登録。

 

凄く迷いましたが、来なくていいと言われてるのに迷惑かもしれないし、ウクライナ戦争の影響で航空券は高いしフライト時間は長いetc.で結局行かないことにしました。今流行り(ですよね?)の少人数での家族葬にすることになったので会える人も限られて参加の意義も少ないと思うし。この春に私が一ケ月日本にいる間だったらよかったのですが、そうは上手く行かないし、海外にいたら仕方のないこと。

 

最後に母に会ったのは3年半前で、私のことは全く覚えてないどころか、子供が二人いたと言う事すら思い出せないと言われ、出産という人生で一番幸せな体験も忘れてしまうなんてとショックでしたが、最近は寝たきりでもうろうとしてたそうですがどこか悪かったわけでもなく老衰の大往生。母方の祖母も同じように長生きしたので私もいずれそうなるのかも・・、と4月に70歳になる私は今から先が心配。既に頭のネジがゆるみ始めてるのを日々感じてるし・・。

 

しばらく会ってないので亡くなったと言われても実感ないし、どちらかと言うと反面教師だった人ですから、色々思い出すと複雑な気持ちですが、明日はムスメが遊びに来るので、我が家で親子三人で写真見て偲ぶことにします。

 

2003年4月、常滑の祭礼。母77歳、私50歳直前、ムスメ15歳。

山車が出るこのお祭りをもうすぐ見られるのが楽しみ。