<14th Jan Sat>

桜開花予想が出ましたね。3月18日に日本に着くので、蕾から花吹雪まで一通り見ることが出来そうです。

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今月前半はオペラもコンサートもなくやけにヒマでしたが、昨夜は今年初めてのコンサートとして、一人でWigmore Hallへ。

ここは沢山切符が余ってると(おそらく100席以上)、開演1時間前からシニアにどの席でも一番安い値段(16ポンド)で売ってくれるというありがたいシステムがあって時々利用してますが、今回もそれ。9列目の真ん中が買えましたが、私が好きなかぶりつき席とは音が随分違って聞え、やっぱりケチらずに最前列を狙えばよかったとも思ったけど。

 

ピアノ伴奏のアイゴー・レヴィットとサイモン・ボーデは駆け出し時代からの知り合いらしく、去年6月にもここで二人のコンサートがあり、半分はレヴィットのピアノソロでした。

 

  

 

今回はシューベルトの美しき水車小屋の娘ですから、もちろんピアノのソロはないし、余韻を残すためにアンコールはなく、一時間ちょっとで終了。レヴィットが誰だか知らなくても、とても上手だということは明らか。

 

ボーデの声は好きだし好調だったので期待通り楽しめましたが、この歌曲で忘れられない過去のコンサートをしきりと思い出しながら聴いてました。それは2016年6月の上野の文化会館小ホールのクラウス君(クラウス・フロリアン・フォークト)で、最前列真ん中から歌もヴィジュアルもこれ以上ないほどうっとりした幸せな時間でした。ボーデの声は少し柔らくするとクラウス君に似てると思います。

 

ボーデを聴きながらクラウス君も頭の中で鳴り響いたわけですが(こういうことは結構あり)、やっぱりクラウス君が一番好きかもとあらためて思ったので、あー又、生で聴きたいなあ。ジークフリートのロールデビューがもうすぐで、本当に歌ってくれるのかしらと疑って切符買ってませんが、実現するのなら次の遠征はそれを狙おうと思ったことでした。

 

明日はピアノ・リサイタル、明後日はバレエ、と今年の劇場通いが本格的に始まりす。