<10th July Mon>

ネトフリで日本のドラマや映画を観ることが多いとお勧めもどんどん日本物が増え、ちょっと前は寅さんシリーズも出てました。それは期限終了したようですが(観る気はなかったので大丈夫)、NHKの朝ドラ「半分、青い」があったので観始めたら当然長くて、この三日間テニスよりも優先的に集中して観てるのにまだ終らない。そのために今日なんか藤田真央君のリサイタルにもう少しで行くのを忘れた程。

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一時の暑さも収まったので7月6日は着物で10人の夕食会に。

先月ホランドパークのオペラの前にも行った雰囲気の良いご近所さんレストラン(観光客はまず来ない)である6 Portland Roadという住所をそのまま店名にしたお店。

 

庭の紫陽花が満開。

単衣の落ち着いた色の絣風柄の紬に合わせたモダンで派手な帯は合わせる着物が限られるので滅多に登場しませんが、母の供養のために娘時代から持ってたものをなるべく使おうという一環。

 

ベージュ色のキャンバス地のような厚手の染め帯ですが、たしか結び糸で振袖を作った時の余りで作ったと母が言ってました。結び色というのは、東海地方でのみお馴染みかもしれませんが、短い端糸(私の記憶では10センチくらい)を手で結んで一本の糸にして白地の反物に織ってもらうもので、母方の祖母と母と私の三人で単純だけど結構時間の掛かる作業をしたことはよく覚えています。結び目がぽちっとしてるのが特徴で独特の味があります。こうすると安いからというので母が言い出したのでしょうが、単純な作業は結構楽しかったし、親子三代の協力の賜物ですから貴重です。

 

これが4年に実家から持ってきた結び糸の中振袖。あの頃はこういう大柄が流行っていたのです。

折角持って来た一番大切な着物、派手だけど海外ならいいかと今年4月の70歳の誕生日に勇気を出して着ようかと思っていたのですが残念乍ら天気が悪く、リッツでのお誕生日ランチは代わりに洗える着物になりました悲しい(→こちら)。