<19th July Wed>

毎日の散歩は日暮れ時間にすることが多いですが、今日は近所の凄く大きな百合の花がきれいでした。我が家の百合はとっくに散ってしまったけど。

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7月15日は着物でディナーとドン・カルロ。

    

鮮やかなグリーンの絽に黒の夏献上帯

この帯は実家から持ち帰ったものですが、夏帯を母が持っていたのが不思議。特に着物好きではなかった母は夏に着物は着てなかったですから(冬は時々「この方が暖かいから」とウールの着物を普段着にしてたけど)。暑くて苦しいので夏に着物を着る人は本当に好きな人だけで、私の知る限り母は夏の着物は持ってなかったし。私のために買っておいたと言ってたような覚えがあるのですが、私が使うチャンスはもっとないわけで。そんな謎の帯ですが、ロンドンで何度も使ってるので、何十年も経ってから初めて遠い異国で役に立ってます。

 

日本からいらした方も含めて三人で、トラファルガー広場の近くのカジュアルなバンコーネというパスタ屋さんでディナー。

 

   

全て三人でシェアしましたが、前菜はブラータ・チーズ、メインは3種類の生パスタ。このお店はグルメ友と前に行ったことありますが、どれも美味しいです。

   

粉チーズを掛ける前と掛けた後。

デザートのチョコレートケーキ。白いのはお皿の柄ではなくクリーム。甘過ぎず美味しかった。

 

少し歩いてROHへ。後ろでドリンクしてる美青年はあとでゆっくりじっくり愛でました飛び出すハート

ドン・カルロは3回目でしたが、皆さん上手で何度聴いても聞き惚れました。オペラ終了後は三人でステージドアへ。

テノール好きの私は上手なテノールが聴けると嬉しいですが、タイトルロールのBrian Jagde(苗字はジェイドと発音するそうです)は立派な声量で素晴らしかったです。9月の「運命の力」が楽しみ。

 

今回の目玉であるエリザベッタ役のLise Davidsen は190センチ近いノルウェー人の長身美女。

「秋のWigmore Hallを楽しみにしてます」と言ったら、「まあ、貴女切符持ってるの?! 沢山の人に切符頼まれるけど、ずっと満席で取ってあげられないの」、と。そりゃ貴女が出るなら即売れ切れでしょう。

 

 

ロドリゴ役は知性派バリトンのLuca Micheletti。博士号持ってるオペラ歌手なんて滅多にいないでしょ。

ルカ博士の奥様でソプラノ歌手のElisa Balboさん。とてもチャーミングで、素敵なご夫婦。

実は去年9月22日にルカさんご夫妻にはお会いしてて(→こちら)、「その時奥様は妊娠中でしたね」、と私が言ったら、奥様が「その日も貴女は着物着てましたね」と。覚えてて下さってるなんて、とても嬉しかったです。

 

ということで、久し振りの出待ちは充実。最終日でしたが、皆さん割と早く出てきてくれましたしね。